断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

サツマイモ

買ってきて暫く置いておいたサツマイモに芽が出てきてしまったので水につけたら、えらい勢いで葉をつけたその生命力に敬意を表して地植えしたのが5月の中頃のことだったと思う。 これが昨日、退院して久しぶりに様子を見にいくと、エライことになっていた。 …

有難いけれどそんなに食べられないので

胃が1/3になった(と思う)ので、量が食べられない。少量ずつ1日に5、6回に分けて食べて、必要なエネルギーを摂るように医者や指南書は言う。異論はない。しばらく経てば、普通の一食くらいは食べられるようになるらしい。希望はある。その予感もある。焦らず…

さらば腸瘻tube feedingと言おう

手術後概ね7週間が経った。術後2週間で退院して自宅療養を始めた最初は、水分やスープをひと口飲む以外、必要なエネルギーのほとんどを腸瘻tube feedingに頼った。 胃瘻ではなくて「腸瘻」。食道と胃を切っているので、胃瘻は無理なのだろう。知らんけど。 …

再びContrast CTを撮りに行く

術後6週間の検診の意味合いだと思う。Contrast CTを撮りに来いとの知らせがあった。1度目はまた例の如く保険会社が許可せず、医者が2回アピールして日程がずれ込んだ。保険会社メ!と思うけれど、無用な検査や治療を抑える機能もしているのも確かだろうし、…

老後の予行演習だったのか

きのう職場復帰した。つごう7週間弱休んだ。溜まっていた未読メールは147通で、大半は読むに値しないお知らせや、誰かが代わりに処理してしまった過去の案件だったので斜め読みして消した。直ぐに返信しなければならないメールは皆無だった。(私のやってる)…

散髪

8週間ぶりに床屋に来た。だいたいいつものペースだ。今回おや?っと思ったのは、8週間ぶりにしては髪が少なくて伸びていないということだ。前回散髪してから2週間ほどで手術入院して、なんだかよく分からない点滴や薬を毎日うたれて、やっと退院して自宅で療…

早期ダンピング症候群初体験

食道癌切除手術後6週間、自宅療養4週間経過。 ひとつの区切りっぽい日が経った。いや1年とか3年とかに比べたらまだまだだけども。 術前、執刀医には、順調に回復すれば6週間で仕事に戻れるだろうと言われた。つまり明日からという計算。実際、大丈夫通常の仕…

土用の丑の日

昨日は一歩も外に出なかった。家人が調子が悪いというのと、昨日に続いて朝から猛暑で散歩に出たら危ないと思ったからだ。今日も最高気温の予報が36°Cで、朝8時の時点で26°Cと容赦なく暑いので出かけないことにした。 体調は良いので、細々とした家事をする…

外気温100°F

術後39日目、自宅療養25日目。 良く寝た気がして起きる。考えられる理由は2つ。ひとつは腸瘻tube feedingを外して寝たこと。二つめは、寝る前にメラトニンに加えてCBDオイルを摂ったこと。 あくまでも持論として、腸瘻tube feedingを付けていると当たり前だ…

映画「れいわ一揆」(原一男・監督作品)

2019年の参議院選挙比例代表候補者として「れいわ新選組」から立候補した安富あゆみ東大教授(東洋文化研究所)のユニークな選挙運動を軸に、代表の山本太郎氏を含めた他のれいわ新選組の候補者と支持者の運動や主張を織り交ぜながら撮られたドキュメンタリー…

脱皮したような気がする / カレーライス

術後38日目、自宅療養24日目。 昨日1日中寝ていたのは何だったのか?というくらい調子が良いと感じて目覚めた。いや1日中寝ていたから元気になったのかもしれない。また回復のカーブの上向き具合が上がったというか、何だか脱皮したような気がする。コロナの…

1日中寝ていた

術後37日目、自宅療養23日目。 朝8時過ぎに起きて、シリアルを食べたらまた眠くなり、横になったらさいご、起き上がったのは夕方4時半だった。ウトウトと寝たり起きたりだったけれど、横になったままトイレにも起きなかった。酷く体調が悪いとか疲れたとかい…

麺類は鬼門だ

術後35日目、自宅療養21日目。 食べ過ぎた自覚は無いのだけれど、昨夜は食後に喉元まで詰まった感覚がなかなか収まらず、日付が変わる時刻くらいまで不快だった。鶏のささ身も素麺も美味かったのに残念だ。食前に水分を摂るとどうも良くないようだ。酒飲みな…

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

術後34日目、自宅療養20日目。 朝食、シリアルとコーヒー。散歩の帰りにCVS(ドラッグストア)に寄るも、消毒用アルコールは品切れで買えず。まだ買えないのか。ネットで探せば在庫のあるスーパーなどが見つかるらしいので、作戦を変えて手に入れなければな…

「食道がん術前術後の100日レシピ」

術後33日目、自宅療養19日目。 家人を検診に乗せていった帰りに、韓国系スーパーに立ち寄って茄子と、先日買いそびれた醤油と料理酒などを求めた。同じショッピングセンター内にPopeye‘s フライドチキン屋があり、お、ちょっと食べてみようかという気になり…

チーズケーキと焼き茄子

術後32日目、自宅療養18日目。 朝起きて、お、ちょっと調子が良いかもと感じる。快復のカーブが上向いたような感じ。6時間くらい眠れたからかもしれない。手術跡の張りや疼きが気にならず痛み止めを飲もうと感じなくなったとか、そんな小さなことではあるに…

ポテトサラダ / ハーゲンダッツ

術後31日目、自宅療養18日目。 きのうスーパーでハーゲンダッツのアイスクリームが3個で$10というセールだったので、家人とこれは買うしかないと、セールのわりにはというかセールだからなのか、貧弱なバラエティの中からストロベリーとバターペカンとバニ…

食道癌手術後1ヶ月

術後30日目、自宅療養17日目。 術後1ヶ月が経った。腹と背中を切開する食道癌の外科手術は、最も浸潤が大きい手術で、何らかの合併症に罹る可能性は50%、術後1ヶ月以内の死亡率は2〜3%と聞かされた。合併症のひとつと言っていいのだろう。私も術後3日くらい…

Final Pathology

術後29日目、自宅療養16日目。 きのうの医者との面談で、めでたく食事制限が無くなり、"regular diet"普通食を食べて良いことになった。こっそり食べてたけども。腸瘻tube feedingでの栄養摂取は、1日12時間1,200Kcalの摂取を目安にして、あとは普通の食事で…

食道癌手術後1ヶ月検診

手術後28日目、自宅療養15日目。 退院してから4〜6週間は車を運転するなと書いてあったけれど、生活するにはそういうわけにもいかないので、翌日から運転して食料品の買い出しに行った。「オキシコドンなどの麻薬成分の入っている薬を服用しているときは」と…

食道癌手術入院費代金1,223万9,329円

術後27日目、自宅療養14日目。 $114,385.84。11万4千3百85ドル84セント。日本円で1,223万9,329円ほどだ。($1≒107円) ウエルカム トゥ アメリカ。 請求書ではない。病院側が、手術入院にこれだけの費用がかかった、と保険会社に請求する明細が届いた。アメリ…

腸瘻 tube feedingと出かける

手術後26日目。 自宅療養13日目。 水曜の外科医との面談(術後1ヶ月、退院後2週間)の前に、X線写真を撮って来いと言われていたので、近所の病院まで来た。3月と4月に放射線と抗癌剤治療に通っていた病院だ。およそ1ヶ月半ぶりに来た。車も久しぶりに運転した…

夢の後ろ姿に手を合わせる (山頭火)

手術後25日目、自宅療養12日目。 昨夜服用したメラトニンのせいか、わりとはっきりした夢を見る。50年も生きていれば、人生やり直したいことの1つや2つあるわけで、それが相手があってのことだったりすると、もはや月日は取り戻せずやり直しも無理だ。そんな…

Fourth of July 卵かけご飯

きょうはFourth of July. アメリカの誕生日だ。 手術後24日目、自宅療養11日目。 ひょんなことから30歳を過ぎてからアメリカに渡ったあと、働きながらコミュニティカレッジを経て4年制大学まで行ってしまったけれど、英語のクラス(ESL)でも独立戦争のエピソ…

2年生存出来れば5年もイケるだろうという希望

手術後23日目。自宅療養10日目。 快晴。そういえばおとといセミが鳴きだした。 午前8時半で気温は27℃。きょうは36℃まで上がるとの予報。 8月の半ばには秋風が吹き始める米国の東海岸では今が夏のピークといった感じだ。 湿度が高くなく30℃くらいまでなら、暑…

木陰を選んで歩く

術後22日 自宅療養9日目 相変わらず寝たり覚めたりだけれど、昨夜はまずまず眠れた。服用したのはメラトニン5mgのみ。やはり夜はあまり食べないほうが良いのだろう。少し前までは大酒のみだったことが遠い昔のようで、今は全く飲む気がしない。もう少し快復…

術後3週間 /自宅療養1週間経過

アメリカにも7月が来た。 7/4は独立記念日で祝日。3日金曜日が振替休日となり3連休だ。浮かれてジッとしていられないアメリカ人はビーチに出掛けたり、大勢で庭で肉を焼いて食ったりする。近所の解禁となったオープンカフェでは、歩道にはみ出して排気ガスに…

食道癌手術後20日経過 チーズケーキなど

自宅療養6日目。 私が受けた腹部食道癌(腺癌)の手術は、腹と背中側を両方切開して、患部である食道の下部と胃の上部を切除して接合する浸潤の大きい手術であった。所用6時間。入院していたJohns Hopkins University Hospitalの、あそこは恐らく呼吸器と消化…