腸瘻 tube feedingと出かける
手術後26日目。 自宅療養13日目。
水曜の外科医との面談(術後1ヶ月、退院後2週間)の前に、X線写真を撮って来いと言われていたので、近所の病院まで来た。3月と4月に放射線と抗癌剤治療に通っていた病院だ。およそ1ヶ月半ぶりに来た。車も久しぶりに運転した。明後日は片道1時間+のやや長いドライブになるので、タイヤの空気圧やオイルや冷却水の確認をした。まぁ大丈夫だろう。最近の車はさしてメンテナンスをしなくても故障も無く良く走る。素晴らしい。ガソリンなど先月の中頃に1度給油したっきりだ。保険会社にもよるけれど、私の加入している自動車保険は、コロナの影響でみんなあまりにも車を運転しないからの事故が減り、次回の更新時には一律15%ディスカウントするという知らせが来ていた。ほほう。
Tシャツ1枚で来たので、病院の中がえらい寒い。そうだったこいつら常軌を逸した暑がりだったのだ。
入院している時もそうだった。ペラペラのガウン1枚だけに、痛み止めや鎮静剤を打たれてじっとしているだけだから、基礎代謝だけで息をしているみたいものなので寒い。けれど部屋のエアコンの設定は70°F(21°C)になっている。寒いわけだ。夏場半袖シャツ1枚で居る私の職場でさえ75°F(23.9°C)設定だったのを思い出す。これでも寒いという人もいる。
他方、マスクをして忙しく動き回る看護師や技師などは、これくらいの低い室温じゃないと暑くて堪らないのだろうとも思った。わかる。寒い寒い私は、看護師に頼んでシーツと毛布にグリグル巻きになって震えながら病室で過ごしていたものだ。
入院中から、現在まで主に腸瘻tube feedingで栄養を摂っている。お腹に直径3ミリくらいの管を通して。空腸に栄養を流しこんでいるのだ。基本的にシャワーを浴びる時以外は、付けっ放しである。
それから散歩に出るときや、キッチンで料理するときなどはやはり邪魔なので外す。けれど、数時間以上かかる外出となると、エネルギーのほぼ全てを頼っている以上、外しっぱなしというわけにもいかない。
というわけで専用のパックパックに入れて持ち運びが出来るようになっている。ポンプのバッテリーは24時間以上持つようだ。きょうこれで病院に出掛けて、帰りにスーパーに買い物に寄ったけれど、全く不自由がなかった。激しい動きさえしなければ、職場でも大丈夫だろうと思った。職場復帰までには腸瘻tube feeding が外れることを願ってはいるけれど。