断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

Final Pathology

術後29日目、自宅療養16日目。

きのうの医者との面談で、めでたく食事制限が無くなり、"regular diet"普通食を食べて良いことになった。こっそり食べてたけども。腸瘻tube feedingでの栄養摂取は、1日12時間1,200Kcalの摂取を目安にして、あとは普通の食事で800Kcalを摂取して合計2,000Kcalを目標にするようにと言われた。

というわけで朝起きて、夜中じゅう繋いでいた腸瘻 tube feedingを外した。夜また取り付ける。朝食はシリアルに牛乳(ラクトースフリー)にヨーグルト。朝こそ沢山食べるべきなのだけれど、朝はどうも食欲が出ない。


Final Pathology「最終病理検査」とでも訳すのだろうか。手術で切除した腫瘍(食道癌)の部分が病理検査に出された結果詳細が、病院の自分のアカウントにアップされていた。病院のアプリで、スマホから全部自分で見られる。良いことだ。

曰く、手術で切り取った腫瘍は "yp T0N1M0"との記述。「yp」は術前放射線&抗癌剤治療後のステージングを意味するらしい。術前に受けたUltrasound検査やPET/CTスキャンでのステージングでは、「T2N0M0」のステージIIBだったのに比べると、癌の深度が表層までに後退してT0、しかしながら直近のリンパ節に1箇所の転移(0.2㎜)があったのでN1となったようである。癌の深度が後退していたということは、術前放射線&放射線治療の効果があったということだろう。術前のUltrasound やPET/CTスキャンでは発見出来なかったN1、1箇所のリンパ節転移に関しても、術前の放射線&抗癌剤治療で叩いてあり、郭清した後の追加の放射線や抗癌剤治療は不要とのことであった。なるほど。外科医の見立ては正しかった。

朝9時に来た訪問看護が帰ったあと、韓国系スーパーに買い出しに行く。アメリカのスーパーでは買えない食材をドカドカと買う。茄子。モヤシ、ゴボウ、豆腐、米酢、麺つゆ、素麺、納豆、ちくわ、うなぎ、カレールー、海苔、などなど…総額$160ほど。

昼は冷やし中華を作って家人に出した。私はなんだかPhoが食べたくなり、スーパー買ってきたカップ入りのインスタントPhoにお湯を注いで食べた。米の麺なのであっさりしていてスルスルと食べられる。しかしカロリーは稼げず240Kcal. 温泉卵をひとつ乗せたところで+80Kcalで、320Kcal。まぁよしとしよう。タンパク質をもっと摂取したい。

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習慣になってしまった昼寝をしたあと、野菜の処理やらキンピラごぼうを炊いたりした。夕食は酢飯を作ってからの稲荷寿司と豆腐とオクラの味噌汁。稲荷寿司は3個食べた。味噌汁と合わせて500Kcalくらいは摂れたのではないだろうか。糖質が断然多いけれど。