断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

術後34日目、自宅療養20日目。

朝食、シリアルとコーヒー。散歩の帰りにCVS(ドラッグストア)に寄るも、消毒用アルコールは品切れで買えず。まだ買えないのか。ネットで探せば在庫のあるスーパーなどが見つかるらしいので、作戦を変えて手に入れなければならない。コロナは暫く収束しないと思う。世界は変わってしまった。

昼食は、トマトやオクラをや玉ねぎを入れたスパニッシュオムレツにビスケットを焼いた。どちらも脂質が多いためか、すぐに胸までつかえる「満腹」になる。食後に昼寝。2時間くらい寝るのがすっかり習慣になってしまったけれど、深く眠った感があり気持ちが良いので、まぁ良しと思っている。どうせ夜に長時間は眠れないのだ。もしかして自分はラテン系の人間で「シエスタ」を身体が欲しているのではないかとさえ思う。夜4~5時間寝て、昼に1~2時間寝るのは、自分の生理と健康に絶対に適っているという自信がある。勤め人という生業がこれを許さないけれど、早いこと何とかリタイアして、毎日昼寝出来る暮らしをしたいものだ。

夕刻、日本のAmazonにオーダーした本の第2弾が届く。結局9冊の本とDVR1枚、注文してから10日ほどで届いた。送料は2,500円くらいだったと思う。便利な世の中になったものだ。

夕食は、アボカドのサラダ、納豆、鶏ささみの湯引き梅肉和え、素麺、豆腐の味噌汁。撮りささみの湯引きが抜群に美味かった。タンパク質も取れてよい。素麺はどうも胃に詰まる感じがして相性が良くない。胸がつかえる感じが続く。

 

「映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観た。これも日本のAmazonからの取り寄せたものだ。

 

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: Prime Video
 

 

様々な童話の世界の繋ぎかたに、少し無理を感じたものの、ラストシーン辺りは少し泣けた。自分が食道癌を宣告されて、死を覚悟したときの気持ちを少し思い出した。そちらには行けない。けどそれで良いのだ。という感情。しかし今どきの子供たちは、桃太郎や赤頭巾ちゃんやマッチ売りの少女などの「定番」のむかし話をどれだけ知っているのだろうか。あまり知らないとなると、逆に子供が観るには少し難しい映画になるかも知れない。それでもキャラクターが可愛らしいので、観ていて飽きはしないだろうけれど。

しかし今年最初に観た映画がこれか。や、私は飽き性だし、長時間じっと観ていなければならない映画は好きではないので、1年に1本も観ないことのほうが多い。何年かにいちど、日本行きの飛行機の中で眠れずに仕方なく何本かの映画を立て続けに観るくらいが関の山だ。じっさい、こうして自宅で3週間近くも療養し続けて、有り余る時間があるのに、いつかは観ようと思って積んであるDVDが沢山あるのにホコリを被ったままだ。