断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

外気温100°F

術後39日目、自宅療養25日目。

良く寝た気がして起きる。考えられる理由は2つ。ひとつは腸瘻tube feedingを外して寝たこと。二つめは、寝る前にメラトニンに加えてCBDオイルを摂ったこと。

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あくまでも持論として、腸瘻tube feedingを付けていると当たり前だけれど、空腸に常に栄養価の高いフォーミュラが送り込まれることになる。これが常に小腸を動かすと同時に血糖値も上げ、身体を寝る状態にしないのではないか?と思ったのだ。事情があって口から全く食事が摂れないのなら仕方がないけれど、私はもう少量ならばカレーに竜田揚げも食べられるわけで、腸瘻tube feedingからの栄養摂取は減らしていく時期だ。医者や管理栄養士も、食道癌の予後不良の大きな因子である体重減少が無い限り、腸瘻tube feedingからの、栄養摂取は減らしていって構わないと言っている。というわけで夕方から5、6時間ほどだけ付けていたものを外して寝た。栄養は注入されず体温が下がり、かつtube が無いので、寝返りをうつのもう気にならず寝られたのかも知れない。

もう1つはCBDオイル(カンナビジオール)だ。CBDオイルについてはネットに情報が溢れているので、興味のある方は検索してみて貰いたい。多くの国では医薬品ではないサプリメント扱いで、アメリカでも日本でも合法である。個人的所感だけれど、睡眠の質と食後の胃の不快感と不定愁訴的な神経痛や不快感は軽減したような感じがある。気休めかも知れない。

CBDの研究状況 – CBD規制最新情報

シリアルを食べてから散歩に出るものの、今朝は少し出遅れて10時、晴れて日は高く気温30°Cから31°C、無風、湿度75%ときては厳しい蒸し暑さと言わざるをえまい。そして私は蒸し暑さにからっきし弱い。生来そうなのだ。何年か前にやったDNAテストでも、大陸の寒冷乾燥地帯の人種の血を引いているということがわかっている。

 

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遠縁のご先祖様はチンギス=ハーンである。知らんけど。

そう。蒸し暑いのはダメ。他方、乾燥と寒いのには割と耐性がある。体質だから努力でどうなるでもない。とこういうのは諦める。快適に自分を甘やかすのがいちばん。

散歩を早々に諦めて帰宅。3,300歩。それでも車で通勤して忙しくない日の歩数より多い。どんだけ座ったままの職場なのだという話しだけれど。それはさておき。

昼食後、暑気にあたってしまったのか、家人が頭痛と吐き気がすると言って寝込んでしまった。同じもの(胡瓜の浅漬け、鮭雑炊)を食べて、私は何ともなく、計っても熱は無いので、とりあえずは水分を摂ってもらい、寝かせておくことにした。暑気あたりのような気もするし、年末から私の癌治療のせいで、随分心労もかけた疲れが出たのかも知れない。お陰で私は手術も済んで順調に回復して、職場復帰まであと5日だ。甘えて随分と細々とした家事を多めにやらせてしまったけれど、そろそろ彼女に頼りっきりになるわけにもいかない。もう少し自分がしっかりしなければいけないのだった。

外気温は華氏100°に達した。37.7°Cである。

夕方になった。家人は何か食べられるだろうか。野菜のスープ、お粥、うどんあたりなら直ぐに作れるけれど、まぁ本人に聞くのが手取り早いだろう。コロナや熱中症でないことを祈る。起きだしてきたので熱を測ったら95°Fで平熱。少し安心した。食べたくないというので、また水分をとって寝かせた。

私も腹が減ってきたな。ピザとかフィッシュバーガーとかホットドックとか、アメリカ人としての正しい国民食が食べたい気がする。元気になってきた証拠だろうか。つい1ヶ月前までは、身体中チューブに繋がれて寝てるか座ってるかの毎日だったの大したものだ。

 

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