抜け毛が目立つようになる
今朝は家人のマンモグラフィに付き添い。いや付き添いというか、家人は車を運転しないので運転手。
私がこんな病気なので、せめて家人には元気でいて貰いたい。
朝から蝉が鳴いている。
立秋まであと1週間あまりか。
もう東海岸の夏のピークは過ぎたな。
あとは余韻の夏。
さて。
ついにきたか。
抗癌剤の副作用であろう抜け毛が目立つようになった。髪の毛を掴んで少し引っ張ると、けっこう抜ける。シャワーを浴びた後も、排水溝を見て、あー…と思うくらい抜けている。
抜けている毛を見ると、髪の毛だけではなくて、全身の体毛にも影響するようだ。
7月の3週目、14日の水曜から、これまで半年、11クールやってきた、FOLFOX (Fluorouracil +Leuconvorin+ Oxaliplatin) という抗癌剤のコンビネーションに代えて、Paclitaxel(パクリタキセル)+Ramucirumab(ラムシルマブ)という組み合わせの投与が始まった。
肝臓の転移癌が増悪したのと、手先足先の痺れが出て、効果よりも副作用のほうが強いということで切り替えることになったのだ。
7月の3週目、4週目、5週目と週1回、3週3回投与して1週間の休薬、というサイクルで1クール目がようやく終わるところだ。
初回の投与時には、吐き気、発汗、呼吸の困難さなどのショック症状が出てキツかった。数日は発熱と頭痛も出た。
3週目の投与あたりでは、すっかり慣れて、まったくそのような症状は出ず、むしろこれらの症状を抑えるステロイドDexamethasone(デクサメタゾン)のおかげで、夜寝付けないくらいに元気になったりしているくらいだ。(これはこれで元気すぎるときには睡眠薬「ゾルピデム」(Zolpidem) のお世話になっている。
Ramucirumab(ラムシルマブ)は「分子標準治療薬」というものらしい。癌細胞の血管新生を阻害する薬剤とのこと。
この新しいコンビネーションのどちらの薬剤が抜け毛をもたらしたのかは分からない。
けれど去年の術前に、放射線と合わせて、PaclitaxolとCarboplatinの投与を受けていた時は、目立つような抜け毛は無く、やー毛生え薬の勝ちじゃん、と呑気に考えていたくらいなので、抜け毛はラムシルマブのせいだろう。
毛生え薬は、外用でロゲインと、プロペシアを内服するという最強の布陣を敷いているのだけれど、今回の抗癌剤のコンビネーションには敵わなかったようだ。
まぁ、仕方がない。薄くはなるだろうが、hopefully, ツルッ禿にまではならないだろう…hopefully.
まぁ毛より延命の方が大事だ。
早いところ床屋に行って、短い頭髪にしてもらおう。
あともうこの際、バッハ(音楽家のほうでオリンピックのヲッサンではないほう)みたいなヅラを誂えて、職場で病院でウケを狙うという手もあるな。知らんけど。
向日葵が綺麗だ。