そうだカナダへ行こう
8月9日から、カナダが外人に対して国境を開けるというニュースがあり、9月末から10月頭にかけて、ケベックシテイとモントリオールに紅葉を見に行くことにした。
最近は温暖化で、紅葉のシーズンはもう少し遅いかも知れないけれど、抗癌剤の通院の兼ね合いで旅行出来るのは9月末か10月の末にならざるを得なかった。10月末はいくらなんでも遅すぎる気がしたし。
情報によれば、レンタカーで高原のほうに行けば9月の末でも少しは紅葉が観られるはずだ。
レンタカーといえば、カナダは「左側通行」で、ちょっと慣れてないから慎重に運転しなきゃきゃな、と思っていたら、なんとアメリカと同じ右側通行だということに最近気付いた。
17年くらい前に、カナダは旅行しているのに。その時は1人旅で、長距離バスと列車で移動したので車を運転しなかったにせよ、きっとカナダはイギリスの植民地だからという先入観で、イギリスと同じ左側通行だと勝手に思い込んでいたのだろう。なんという思い違いだろう。9月には53歳になるというのにビックリだ。ともあれカナダでの車の運転は随分と気楽になった。
それはさておき。
今回はラスベガスからセドナ、グランドキャニオンとカナダと、どちらにするか少し迷ったけれど、グランドキャニオンは春でも行けるし、テレビで見るラスベガスのマスクなしの観光客の人混みはちょっと嫌だなと感じたし、何より、今アメリカ国内の飛行機のチケットは高い。
わたくしの住んでいる米国東海岸からラスベガスまで5時間半で$500くらいする。相場より高い。
新型コロナの感染者数はまた少し増加に転じているのに、人々は旅行に行きたくて仕方がないのだ。
自分もそうなのでよくわかる。
けれど私は抗癌剤の影響で、免疫力が弱っているし、何より、先日CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が先日、感染者が増えているデルタ株の感染力に関して、ワクチン接種済みでも、ふたたびマスクの着用を推奨しだしたところではないか。
アメリカ全体のワクチンの接種率は50%以下で頭打ちだし、これではあぶない。
というわけで、ケベックシテイとモントリオール、カナダ北東部に決定した。
飛行機は、こちら米国の東海岸からトロントまで1時間半のフライト、トロントからケベックシテイまで50分、モントリオールから米国東海岸まで1時間半、3フライトをひっくるめて、ひとり$300と少しで取れた。LCCではなくて、メジャーなエア・カナダと、自分がマイレージ会員になっているユナイテッド航空だ。安いと思った。
飛行機に乗って、どこかに出かけるなんて、2019年の秋の終わりに日本に一時帰国して以来およそ2年ぶりだ。
旅行に行くと決めたら、この2つの都市、ケベックシテイとモントリオールのレストランなんかをリサーチしだしたりし始めて愉快だ。
ケベック州といえば、フランス文化圏なので、その辺のスーパーの惣菜なんかでもフレンチレストランでも美味い筈だ。
いや真っ当なフレンチに行くならジャケットが要るな。すっかり痩せてしまったので、ピッタリのジャケットが無い。これは新調するかな、eBayで塩梅の良さげな古着を調べたりするのも楽しい。
レストランといえば、牡蠣のシーズンになるから、生牡蠣はフレンチで食べるとして、極私的に大好物のカキフライをレモンと醤油で食べたいな、とも思いつく。
けれど、ケベックシテイもカナダ第二の人口があるモントリオールも、カキフライを出しそうな真っ当な日本食が見つからない。
これはもうマーケットで牡蠣で牡蠣を買って、簡易キッチン付きのホテルを取って、料理しようかな、とも考える。
愉快だ。
つくづく人を生かすのは、希望、というかお楽しみなんだな、と思う。