断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

9月末に旅行に行きたい

病気の話ばかりしていても辛気臭い。

いやこれは記録だからいいんだけども。

ひとを生かすのは希望だ。

先日も書いたような気がするけれど、アメリカにいるうちに行きたいところはどこだろう?

ということで家人と協議の結果、この秋に(行けるのならば)行きたいところは、カナダのモントリオール→ケベック州あたりの紅葉か、グランドキャニオンであろうという議決が下った。

ケベックは私は16,7年前に一人で旅したことがある。ニューヨークからグレイハウンドの夜行バスに乗り、モントリオール経由で行った。国境でバスに置き去りにされてしまって、カナダのイミグレにハイヤーを呼んでもらったのは良い思い出だ。

家人はグランドキャニオンにむかし独り行ったことがあるという。

けれどどっちも一緒には旅行していない。

抗癌剤治療の日程や有休取得の都合を考えると、9月の最終週あたりになりそうだ。

問題は新型コロナ。

ラスベガス→グランドキャニオン観光は、アメリカ国内であるし、なにより観光都市なので、新型コロナに関する規制はほぼ無い。こちら東海岸からは、直行便ならば5時間、航空券はやや高めでひとり500ドルくらい。ホテルは安いだろう。レンタカーを乗り回すガッツと体力があるかどうか。ラスベガスからの現地ツアーに参加してもいいかなと思っている。

他方、カナダのモントリオールは飛行時間1時間半、航空券は300ドルほど。しかし隣国カナダとはいえ外国で、観光局のウエブサイトによれば、まだ新型コロナに関して、外国人観光客の入国はまだ厳しいとの情報。

もう2か月先の話なので、そろそろ航空券やホテルなどをおさえたいところなのだけれど、どっちにしようかまだ決めかねている。

最悪またぞろ新型コロナの感染者増加で、どっちも行けないかもしれない。われわれは二人ともワクチンは接種済みだけれど、自分が抗癌剤の影響で抵抗力が弱っている身体では、ちょっと考えてしまう。

とりあえずは休暇だけでも確保しておこうとおもう。

さて。

ここ1週間ちょっと調子が悪かった。

新しい抗癌剤の影響なのか、それとも風邪をひいたのかは分からないような症状。

症状は倦怠感、発熱(100°F ≒ 37.8°F)、頭痛、脇腹の疼痛。それから食欲不振と便秘。

発熱と頭痛は鎮痛解熱剤(Tylenol)で凌いだ。食欲不振と倦怠感に関してはどうしようもない。

さいきん毎朝作って飲んでいる人参とリンゴのジュースで、トーストかシリアルを流し込んで、取りあえず職場に行く。帰宅すると料理するのもシャワーを浴びて身体を洗うのもしんどかった。

横になっているしかない。

人間弱ると情け無いものである。

こんどの抗癌剤Paclitaxel(パクリタキセル)+Ramucirumab(ラムシルマブ)の最初の投与が先週の水曜日。きょう月曜になってようやく少し調子が戻ってきた。

今回からは3週投与、1週休薬というサイクルになるから、また水曜にはPaclitaxel(パクリタキセル)がある。体調や血液検査の結果次第だけれど。

手先足先の痺れがずっとある。字を書いたりボタンを留めたりするのに支障がでるほどではないけれど、不快感はある。

便秘に関しては、抗癌剤の影響もあろうけれど、食事が減ったのと、ここのところ暑くて散歩にも出られていない運動不足もあるのかも知れない。

いろいろと薬があるから、それでやりくりしている。

抗癌剤にも慣れて効果が出て体調が上向くことを期待したい。

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ミョウガが豊作。