断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

CTスキャンの結果

今日は朝イチでCTスキャンに来た。

半年ぶりで、癌の大きさや他に転移が無いかどうか、調べるためだ。

確か半年ぶりと書いたのは、それ以下の短い期間では基本的に保険会社が認めないからだ。

結果如何によっては、今後の治療方針が大きく変わりうるので、わりとbig dayだ。

とはいえ、まぁまだ見ていないだけで現実はそこにあるわけで。

ここ半年の治療の結果。現実は正面から受け止める派なので、結果を見て考えよう。

いや考えるのは主治医で、私はそれに同意するかしないかだけだけれど。

午後には病院のアカウントから結果が見られるだろう。

医師の面談前に、自分で検査結果がみられて、自分で調べられるのがよい。想像と覚悟がしやすいではないか。

 

現実と言えば。

体調が悪くてずっと手を付けられていなかった糠床が冷蔵庫にあった。

最期にカブを着けてから、もう2、3週間は冷蔵庫に放置したままだったと思う。

冷蔵庫保管とはいえ、夏場だし流石にダメにしてしまっただろうなぁなぁ、と思いつつも、現実を直視したくなくて蓋を開けずにいた。

体調がよくなり、しかしそろそろ現実を直視する時だろうと思った。最悪ダメになっていたら勿体なくて申し訳ないが、糠床を入れ替えするしかない。糠床はいまアメリカでも結構手に入るし。

この糠床は、2年前に日本に一時帰国したときに真空パックのものを買って帰ったもので、私の極めて雑な手入れに耐え、継ぎ足しながも生きながらえてくれて、何というか愛着も湧いている大事なキッチンの存在なのだ。

何より真っ当な食生活には真っ当な発酵食品は欠かせないと考えているので、糠床は大事。

最悪半分捨てて、新しい糠を足せばサルベージできるのではないか、と思いながら恐る恐る糠床のタッパーを取り出して蓋を開けてみた。

大丈夫だった。

カビも出ておらず、冷蔵庫の中でキンキンに冷えていた。

結論。

冷蔵庫保存の糠床は、夏場なら2、3週間冷蔵庫内に放置しても大丈夫。

やれ嬉しや。

早速、ヲッサンのゴッドハンドで掻き混ぜ、キュウリを漬け込み、常温で暫く置いておいたあと、冷蔵庫に戻す。

1日あれば漬かっているだろう。楽しみだ。

味を見て、炒り糠を足したり、塩や昆布などを入れたりする。

散らかるわ手は汚れるわの手間だけれど、ぬか漬けは上手く漬かると、それだけで美味しい。

食欲がない時でも、これにご飯とみそ汁はなんとか食べられる。

良かった。助かった。

と。

病院からメールが来た。

検査(CTスキャン)のアップデートがあると。

CTスキャンが朝9時半くらいだったから、5時間半くらいで結果が知らされることになる。

素早い。

結果はよくない。

転移した肝臓にある主要な腫瘍のサイズは大きくなっているとのこと。

5.0 x 3.4 cm (以前は4.4 x 2.5 cm)
8.0 x 3.8 cm (以前は5.1 x 2.5 cm)

うむ。

結構副作用の強い第二クール目の抗癌剤の組み合わせ(タクソール+ラムシルマブ)が、私にはあまり効かなかったということいなるのだろう。

それともこの程度の増悪はまだ経過観察の範囲なのかどうかは医者の判断に拠るだろうけれど、たぶん抗癌剤の切り替えになるのではないかと思う。

ともあれ、現実は受け止める。

漢方も効いてきた感じで、食欲も出てきたし、何より吐き気(胸のつかえ)が殆ど無くなって来たのがよい。

しっかり食べて体重を落とさずに、これからの治療に耐えうる身体を維持したい。

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夏休みが終わったと思ったら、その辺のコンビニではもうハロウィンのセール開始。

アメリカっぽくて宜しい。