断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

肺炎(Pneumonia)と診断される

ちょっと怠くてブログを休んでた。

肺炎だった。知らんけど、というよりは自覚が全然なかった。怠かったというだけで。

今週は抗癌剤(Chemo Therapy)の週で、月曜に医者(実際にはNP、Nurse Practitioner)の問診と血液検査があった。

何か変わりはないか?と訊かれたときに、怠いし、実は、数日前から右脇腹、肋骨の最下部あたりが痛む、咳や深呼吸をすると特に痛む、と言ったら、NPは、すこし表情を変えて、それは肺血栓塞栓症の可能性があって、非常に宜しくない、直ぐにCTスキャンのオーダーを出すから撮ってくるように、と言われ、その日の午後に再来院することになった。

どうやら抗癌剤の副作用に、血栓が出来るというのもあるらしい。

そうか宜しくないのか。

ところがお約束のように保険会社がこれを直ぐに認めず、自腹でCTスキャンを撮るなら$2,200(24万円)とか、しょうもないことを言われる。

それなら保険会社が認めるまで少し待つことにして…いや、肺血栓ならそんな悠長なことなど言っては居られないのだけれど、なんとなく、何となくだけれど肺血栓ではないな、という自覚があったので、まぁ来週でいいかと1週間後にアポを取り直した。

翌日仕事をしていると、病院から電話があり、保険会社が認めたので直ぐにCTを撮りに来いという。

では、と、翌日水曜日、きょうChomo Therapyが10時からだから、その前の8時半にアポを入れ、朝イチでCTスキャンと相成った。

プロ癌患者としてはCTスキャンも慣れたもので、何か放射性物質を静脈注射されて造影、ものの10分程度で撮影はおわり。

2,30分で結果が出るから待っていろと言われる。

待っていると、ほどなく医師から電話があり、CTスキャンの結果、肺血栓は無いけれど、肺炎があると言われる。

肺炎。

それでここ1週間ぐらいの脇腹の痛みと、怠さの説明がついた。

肝転移癌の増悪とか転移とか嫌な感じ少ししていたのだけれど、取りあえず今のところはそうではないことが分かって少しほっとした。

肺炎か。

熱や咳も無く、息切れや息苦しさも無いのに、そういう軽度の肺炎というのもあるのだろう。

治療は、抗生物質を処方され、一週間飲むようにと言われただけ。

今日予定だった今週の抗癌剤治療Chemo Therapyは中止。肺炎を悪化させる可能性があるからだという。

そうですか。

来週また肝転移癌の経過を診るCTスキャンが入っており、この結果を医師が見てまた今後の治療方針が決まるのだろう。抗癌剤や何やら。

しかし、コロナでもなく、何故肺炎になってしまったのだろう?

やはり長期の抗癌剤治療で、免疫系が弱っているから、ちょっとした誤嚥みたいなのでも肺炎になってしまう可能性があるのだろうか。誤嚥というか、食べてるときに咽ることは偶にある。不注意というか油断というか。

これはちょっと気をつけないといけないなと思った。肺炎になってしまう。

しかし今日にいたって、脇腹の痛みは軽癒、ほとんど気にならない。処方された抗生物質は、一週間分飲みきらなければならないにせよ。

今夜は禁酒メニューで親子丼でも作ろうと思っていたけれど、唐揚げに変更してジントニックだ。

 

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竜田揚げ寄りの唐揚げ。衣はタピオカ粉と片栗粉のブレンド。やっぱり揚げない唐揚げよりも、ちゃんと油で揚げた唐揚げはザクザク揚がって美味い。

やージン&トニックが進んで美味い美味い。

シアワセだ。