断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

停電

昨日は少し元気があったし、良い賀茂茄子が手に入ったので、帰宅するなりフライヤーの油を新しくして賀茂茄子の揚げ浸しを作っていたのだ。あときんぴら牛蒡とか。野菜はときどきDE州から通販で取り寄せる。しっかり美味い。キュウリなどは、そのままボリボリ食べてしまうくらいだ。

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外気温は午後5時過ぎで34℃と蒸し暑く、雲行きが怪しいなぁと思ったら、間もなく激しい雷雨となって停電した。

うちは100世帯くらい入っているコンドで、地下ケーブルで太い電源が入っているはずで、そう簡単には停電しないはずなのだけれど、今回は何処か変電所かその大元に雷が直撃したらしく、あっさりと停電した。午後5時半。

揚げてる途中だった電気フライヤーの中の茄子は、揚げ時間を少し長めに取って揚げ終えた。油の温度が下がって、たぶん色が悪い感じがしたけれど、灯りが小さなランタンしか無いので良く分からない。出汁つゆに漬け込んで、もう料理は終了。

冷蔵庫を素早く開けて、残り物の素麺やら味噌汁やら枝豆とワインを取り出して、暗闇の中での夕餉とあいなった。

トイレの水が、ポンプが働かず上がってこないことを考えて、バスタブに水を張っておく。

停電するまで建物全体に冷房が入っていたし、雷雨の後で外気温は23℃まで下がったので、暑さは感じない。

小さなランタンと懐中電灯の灯りでワインを飲む。

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スマホで電力会社にアクセスしてみると、広範囲で停電が起きており、復旧にはそれなりの時間がかかりそうだ。

20時半前に日が沈んで、あたりは静かに暗がりになった。

翌日は抗癌剤の投与日であるからにして、暫く酒は飲めないわけで、ここぞとばかりに飲む。

最近のお気に入りは、スパークリングワインだ。イタリアの物ならばプロセッコ、スペインのものならばCava、ポルトガルのものは微炭酸でも表記が無いのものが多く、当たりだとVinho Verdeでアルコール度数低めの美味いやつに出会う。

抗癌剤の影響で、腹が減ったという感覚がなかなかなく、かつ、うっすらと吐き気がするのだけれど、炭酸の入ったアルコールは、少し食欲が出るからだ。

賀茂茄子の揚げ浸しが美味い。ひと晩置いておいた味が沁みてさらに美味くなるだろう。ピーマンもあったのだけれど、フライヤーに電源が来ないので断念した。

ミックスナッツや柿ピーなどのツマミを出して、さらに飲む。

飲んでしまうとやることがないので、早々に寝る。

0時過ぎにトイレに起きたら、停電は復旧していた。

冷蔵庫が唸りをあげてフル稼働している。