断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ステロイドとビッグマックでまた元気になる

昨夜はおもしろいYoutuberを見つけて、1時半くらいまで観てからようやく睡眠薬を飲んで眠りについたのにもかかわらず、5時半には起きてしまった。


www.youtube.com

テレビだとありがちな、勿体つけた演出や、繰り返し、よくわからない芸人の頓珍漢なコメントや冗長なCMなどが一切なくて、面白かった。テレビは終わりだな。

そしてヤングっていいな!

さて睡眠正味3時間。

まぁ、きょうは休みだし、眠くなったら昼寝でもすればいいか。

元気が出てあまり眠れずハイなのは、昨日の抗癌剤投与時に打たれたステロイドの影響だろう。あれは確実に元気が出てしまう麻薬のようなものだ。

覚醒剤もそんな系統のものなんだろか。わたくしはどっちかというと、アルコールで脳が溶けている感覚のほうが好きなんだけどな。しらんけど。

さて起きてみると、手足の痺れが軽減している感じがする。

これがステロイドのおかげなのか、先日緩和ケア医が「効かないという人も多いけど」前置きしたうえで勧めてくれたビタミンBコンプレクスの効果が出たのか、前のクールまでで11週間の投与をしてきた、抗癌剤FOLFOX(Fluorouracil+Leuconvorin+Oxaliplatin)の副作用が薄れてきたのかは分からないけれど、これは有難い傾向だ。

キッチンに立てば包丁は握るし、にんにくの皮を剥いたり指先の作業は多い。

シャツのボタンを留めたり、職場では手書きでの書類も少しだけだけどあるから、結構難儀してきたのだ。これが軽減されていくのならば有難いけれど、2クール目のPaclitaxel(パクリタキセル)の副作用にも「手足の痺れ、末端神経障害」がありうるとの説明があるので、どうか悪化しないで欲しい、と何とも祈るような気持ちではある。

 

きのうまでは調子が悪かった。

きのうは、抗癌剤投与第2クールの2回目。Paclitaxelのみの投与だった。

先週は抗癌剤投与翌々日くらいから、調子が悪く、食欲不振に微熱に頭痛、倦怠感に便秘が続いた。

1週間休薬した後の、PaclitaxelとRamtucirumabのコンボが、よほど身体に堪えたのだろう。

朝も食欲がわれず、人参と冷凍ベリーとトマトジュースでジュースにしたものと、レーズンブランのシリアル、ヨーグルトを食べて医者に向かった。

血液検査の数字は改善しており、白血球も基準低値まで戻っていた。赤血球やヘモグロビンも改善していて、「貧血」という数字までではないようだった。

NP (Nurse Practitioner)との面談では、前回第2クール1回目の抗癌剤投与時のリアクション=ショック症状についての話があり、冷や汗、息苦しさ、吐き気、発熱、腰の痛みなどの症状を抑え込むために、更にステロイド(デクサメタゾン=デガトロン)を増量するという。

結論から言うと、このあとの抗癌剤投与時にまた先週と同様のショックが起き、いったん投与が中断されて落ち着いたころに専門医が来て、Solu-Cortef(ソル‐コーテフ)というステロイドが100㎎投与された。

medical.nikkeibp.co.jp

どうやら半減期が短い、短期で効くステロイドのようだ。アナフィラキシーショックの治療にも使うらしい。

これの投与のおかげか、その後はスムーズに残りの抗癌剤の投与を終えて帰宅を許可される。

午後2時。昼食をミスってしまった。

ステロイドで元気が出たということもあるけれど、腹が減った。

ビッグマックが食いたいかもしれなと思った。フィレオフィッシュもいいな。

とひらめく。

さいきんは、こういう脂っこいものは食べたいと思わなくなっていたので、自分でも少し驚いたのだけれど、まぁ、元気が出たのだろう。脂質とタンパク質と糖質と塩分をガツンと摂ってやろうじゃないかと思い立った。

ほんとうは、暑かったので、マクドのストロベリーシェイクが飲みたいなと思ってマクドに行こうと思い立ったのだけれど。ハンバーガーだけなら別の店を考えていたかもしれない。

ともあれドライブスルーに到着。

平日の午後2時半といえばピークタイムも過ぎてるころだと思っていたらさもありなん。10代くらいの車が2レーンあるドライブスルーで一杯だった。

アメリカ人どうかしてるんじゃないないの?

と思った私もアメリカ人。

注文。

ビッグマック 1個 $4.59 550Kcal. 脂質30g、糖質45g、タンパク質25g

チキンナゲット6ピース $2 250Kcal 脂質15g、糖質15g、タンパク質14g

なんとここでストロベリーシェークがやってないと言われ、失意のうちに「ストロバナナスムージー」を注文してしまう。どうしてもストロベリー味が飲みたかったので。

ストロベリーバナナスムージー(L)$3.49 190Kcal 脂質0.5g、糖質44g、タンパク質2g

合計 $10.68(tax 6% $0.60)   990kcal  脂質45.5g、糖質104g、タンパク質41g と相成りました。

www.mcdonalds.com

ナトリウムが1.55gと、少し多めの気もするけれど、食事としてのバランスは悪くは無い。誰ですか「ジャンクフード」なんて言ってるのは。

PFCバランスも、P: F: C = 21.5% : 23.9% : 54.6% バランスは悪くない。

Saturated Fatが14%と、ちょっと多いけれども。

でもまーしかし成人男性の一食にしてはカロリーは高め。わたくし今ははもう少し太ってもいいくらいなので、こうして食欲が出てガッツがあるときにカロリーと、タンパク質を稼ぐようにしている。

そしてマクドを食べたら、身体にエネルギーが満ちてきたようで、やはり元気が出た。ハンバーガーは元気が出る。しっかりと食べるって大事だなぁ、とつくづく実感した。あとはちゃんと寝られれば、大概の事は何とかなるんじゃないかな。知らんけど。

元気なので、アジア系スーパーに行く。今回は停電してなかった。

大西洋サバ、1パウンド$2.99。2尾求めて$6.09。まぁ相場だろう。

これを3枚におろして、塩焼きにし、家人と半身ずつ食べる。半身あたり$1.50くらいか。大根おろしが美味い。

これがその辺の日本食レストランに行くと、サバの塩焼き定食$15(プラス強制チップ)なんて値段だから、うかうか外食などしていられないのである。

いやまぁ、外食したいひとはすればいいと思うけれど。

体調が良いので、どれビールの一本でも…とおもったら、家人が、まさか抗癌剤投与の当日に飲むとは思っていないので、冷やしていないし飲んじゃいけない、と真顔で言うので、大人しく「オールフリー」なるものを飲む。

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オールフリー…

4缶で$10弱で売ってた。モノは試しと飲んでみたけれど、松田優作が「なんじゃこりゃ~!」と怒鳴るレベルですね。うへぇ、炭酸麦茶。(個人の感想です。)

炭酸麦茶。こんなんなら麦茶を濃い目に煮出して炭酸で割って飲みますわ。

サントリーってのは、ウイスキー以外は尽くダメな会社だなぁ。長岡京のビール工場も見学したことがあるけれど、いろいろビール工場を見学してきた中でも、かなりランクは低い。(個人の感想です。)

まぁいいけど。

現場からは以上です。