アメリカでインプラント60万円。
インプラントは5年ぶり2回目だ。
甲子園出場のようには目出度くない。
某タレントの覚せい剤での逮捕のように残念でもないけれど。
違うか。知らんけど。
今回は左上の6番。左上顎の(親不知を数えずに)奥から二番目の歯で、アメリカの数え方だと「3番」。
出オチみたいだけれど、今回の総費用は$5,273~$5,673(¥574,800~618,000)だ。($1≒¥109)
しかし高い。
たかいぞ。
家人に言えば『え~っ!!!』とすごい声を出すに違いないので黙っておこう。
いったんアジサイを見て落ち着こう。
今回は加入しているデンタルの保険が何故かほとんどカヴァーされなかったというのもある。
内訳は以下:
初回コンサルテーション料(CTスキャン含む) $140
抜歯 $350(保険のカヴァー$172)= $178
上顎の骨の形成 $865
副鼻腔の云々… $540
X線造影ガイド術料 $250
インプラント $2,500
インプラント後のクラウン(義歯)$800~$1,200(保険込みの見込み)
計 $5,273~$5,673
下顎のときは、副鼻腔を気にせず骨の形成も不要だったのが、上顎は骨がやや薄く、インプラントを埋め込むときにこれを突き破って副鼻腔に到達してしまうと非常にマズイ事態になるらしく、保険の効かない骨の形成と「副鼻腔の云々…」の費用が加算された。
これに加えてインプラント術それ自体にも保険が効いていない。
治療の途中で保険が切り替わったからなのか、歯科医側の都合なのかは分からないけれど、前回のインプラントの際には「60%ほどのカヴァーがあって$1,200」という記録があるから、これが痛い。あとで保険会社に突っ込んでみよう。
インプラント後のクラウン(義歯)の取り付けはまた別の、普段通っている一般歯科での取り付けとなり、費用は過去の治療から推測した値段。
癌治療では加入している医療保険が大いに効き、アメリカの最新の標準治療を受けられているという恩恵に浴しているけれど、歯科医はそうもいかなかった…
まぁ癌治療では手術入院や放射線抗癌剤CTスキャンやPETスキャンなど、かかる費用と請求額が2桁違うのだけど。2桁。
しかし60万円。ビジネスクラスで日本往復して温泉旅行に行って美味い物でも食べられる金額だ。
しかし歯は大事。というか抜いてしまったので選択肢はない。
件の歯は、永久歯として最初に生えてきて、早々と虫歯になって、銀の被せ物をしてたぶん30年以上、よく頑張ってくれたと思う。
いつも書いているけれど、人間の生物としてのデザインは50年がいいところだと思う。
オマケの人生だ。
金で買えるものは買うのだ。
インプラントの手術は7月中旬の予定。
泣いて株を売るしかないか…ワンチャン宝くじでも買ってみるか…