術後4か月 / 医者の日
手術から4か月が経った。
放射線と化学療法のあと、手術入院したのが夏の盛りを迎えようとする6月10日だった。気が付けば秋も深まる10月中旬となった。
(綺麗だけどこの真っ赤なのはPoison Ivy 蔦漆なので触っちゃダメ。)
なんだか少し疲れやすいな、という以外は体調は良い。そしてきょうは久しぶりに腫瘍内科医とのフォローアップの面談に行った。新型コロナの影響で、術前はビデオ面談だったから、対面で会うのは半年ぶりくらいではないだろうか。腫瘍内科医は、手術の生検の結果や、術後1か月のCTスキャンの結果をフォローしており、きょうやったばかりの血液検査の結果と合わせて、まぁ良いじゃない?という。お酒は控えるように注意されて、来年の1月、術後6か月を目処に、CTスキャンを撮るという。術後に郭清した64のリンパ節のうち、転移が見つかったのは1つ。癌直下のものだ。癌の再発があるとすれば、2年以内が多いとも言う。それは学習済みだ。
そういえば今年はflu shot(インフルエンザワクチン)はまだ?打ってく?みたいなノリで聞かれたので、打ってもらった。無料。というか保険料に込み。
ともあれ、来年1月までは食道癌関係の通院が無くなった。執行猶予3か月。じゃないけども、まぁ心配しても仕方がない。健康に努めて過ごしていこうと思う。
午後は歯医者。
これまで長年かかっていた歯科医が、とつぜん私の加入している保険は取り扱わないということになり、仕方なく新しい歯科医を探して予約した。ウエルカム・トゥー・アメリカ。2か月待ちだった。クリーニングとチェックアップ。受付の人も歯科衛生士も歯科医もおおむね親切でよかった。しかしやっぱりアメリカ人はお喋りだ。当たり障りのない話をどんどん話しかけてくる。いやむしろサーヴィス精神なんだろうけれど、この新型コロナのご時世では、少し黙ってたほうが良いのではないか、とも思った。こっちはどのみち口を開けてフンガふんがとなるしかないのだから。
チェックアップは案の定、懸念していた歯がやはりダメなようで、抜歯してインプラントを勧められる。仕方がない。これは薄々分かっていた。アメリカで2本目のインプラントになる。しかし保険のカバーで、抜糸からクラウン(義歯)まで入れて総額2,000ドルくらいだろうと思う。
まーあと20年くらいはうっかり生きるとして、歯は大事だろう。最近も認知症と歯周病菌の関係性がニュースになったばかりだ。必要経費だ。今年は身体のメンテナンスの年と覚悟して、面倒がらずに労っていきたい。クリーニング、歯石を取ってもらい、歯をポリッシュしてもらいツルツルになって気持ちが良い。