いろんなものが壊れる問題とポテトチップス

形あるもの皆壊れる。

と誰が言ったかわからないけれど、親はよく言ってた気がする。

「諸行無常」の平家物語っぽくもあり、「万物は流転する」のヘラクレイトスっぽくもある。誰だよヘラクレイトスって。たぶん昔のヲッサンだ。知らんけど。

それはさておき。

なんか立て続けに物が壊れたり，故障したりの波がくることがある。

きのうは車載カメラ､いわゆる「ドライブレコーダー」が壊れていた。因みにアメリカでは一般には「Dash cam」という。

それはさておき､フロントガラスに吸着させていたDash camが落ちていて、元々調子が悪かったものが、当たりどころが悪かったのか、機能しなくなった。5、6年前に＄50くらいで買ったもので、寿命かも知れない。吸盤もヘタっているし仕方がない。買い換えることにした。路上には色んなひとがいるから、録画はしておいた方がいいと思う。保険のようなものだ。

それから、冷凍庫に入れていた、一食分のレンジ容器に入っていたご飯が転がり落ちて、容器が砕けた。凍ったプラスチック容器は、あんがい脆いものだ。まさに「砕けた」。さして値段のするものではないけれど、日本で買ってわざわざ持ってきたものだけに惜しい。仕方がない。器が無ければラップにジップロックで用は足りるだろう。

あとは、スマホの充電用のケーブルが、よく見るとコンセントに差し込む根本の部分の銅線が剥き出しになりそうで危ない。わりと簡単に火を吹いたりするので、これはもう使えない。幸い2年前に買った時のケーブルが新品で取ってあったので、それを使うことにする。

それからなんだ、車のフロントタイヤを縁石の角に擦ったらしく、小さい面積が禿げかけてた。ヘタするとバーストの恐れも無きにしも非ずだけれど、取り敢えずパンク補修用のラバーセメントを塗って補修してみた。ダメならタイヤ交換となるのだろうけれど、4輪駆動車なだけにタイヤ一本の交換では済まないかも知れず、その費用に頭が痛い。しかし安全には代えられないから、どうしたものかタイヤ屋に持って行けば交換しろと言われるのが相場だろうし、悩ましい。

とまぁ、ネガティヴなことを数え上げたらキリが無いし、気が滅入る。きょう元気で生きていることに感謝しよう。無理矢理だけど。

さて。

ポテトチップス。

スライサーでジャガイモを薄くスライスする。いまどきのセラミックの歯のスライサーは良く切れる。うっかりすると指先をスパッと切るので注意だ。防刃手袋なんかをすると宜しいと思う。

スライスした芋を水にさらしてから、ペーパータオルに挟んで水気を切り、コンソメを振りかける。お好みで塩でもカレー粉でも抹茶塩でもいいと思うけど。塩気はわりと強めのほうがいいと思う。お好みだけど。

これを330°Fくらいで15分くらい、パリパリになるまで焼くとこうなる。焦げてるようだけど微妙に焦げていないメイラード反応だと思いたい。

もう少し低めの温度で焼くとか、改善の余地はありそうだけれど、ともあれパリパリで美味い。ノンオイルでヘルシーでもある。

アメリカではジャガイモは驚くくらい安い（セールだと4.5kgで$5とか）ので、手間さえ厭わなければこのオーブンポテチはタダみたいなもんである。（皮をむいてスライスして水にさらしてペーパータオルに挟んで水気を切って天板に並べてコンソメを塗してオーブンに入れて焼き上がりの様子を見る）手間さえ厭わなければ…