断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ポート埋め込み手術をうける

ポートというのはあれだ。皮膚に埋め込む静脈注射、点滴用のカテーテルのことだ。今後の長期の抗癌剤の投与を見越して、毎回点滴の針を刺すことの不便さを回避するために、簡単な手術で鎖骨の下あたりに埋め込み、毎回の注射の不便さ解消する。

くわしくはこちら。

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日帰り手術というか、手術自体は部分麻酔で、1時間ちょっとで済むので、朝7時半に来いと病院から言われる。ただし麻酔のために車の運転は禁止で、要付き添いだというので、朝7時にタクシーを予約して家人と病院に向かった。

6時に目覚ましをかけたけれど、どうせ4時過ぎくらいから起きていた。今時の朝7時というと、日の出直前で、もううっすらよりも明るい。春だ。光があるのは良い。光。

予約の7:30に病院についたらあとは予定通り、看護師や麻酔医や担当医などがわらわらと来て、何枚かの紙にサインをさせられたあと手術室というよりは簡単な処置室みたいな部屋にベッドごと運ばれて手術。局部麻酔で痛みもなく、意識のあるような無いような感じで処置室に居たのはつごう1時間くらい、別の部屋で30分くらいベッドに寝かされ、問題がないことを確認されて帰宅を許された。24時間は車の運転と重要な決断はしないように、2日間は20パウンド(約9キロ)以上のものは持ち運びしないように、などの注意をされる。タクシーを呼んで、帰宅したのは10:30過ぎくらいだった。

朝は絶食だったので、ブランチ的な食事をして休憩。少しゆっくりした。麻酔の影響は感じられなかったけれど、眠くなったので横になってうとうととした。

15時、晴れて風もなく9℃まで気温が上がったのを見て散歩に出る。ずっと寒かったし、その前は具合が悪かったしで、家人と散歩らしい散歩に出たのは久しぶりだ。

途中息切れすることもなく、7800歩歩いて上出来。きっとふくらはぎのムズムズ感も解消されるだろうし、せめて現状の筋力維持に少しは役に立っただろう。散歩ができない日は家事を少しずつやるなど、身体を動かしたい。今のところ体調は良いので。

と、散歩で血行が良くなったからか、埋め込み手術した首と鎖骨のあたりやや痛む。こわばる。少し躊躇したけれど、痛み止めのTylenol(アセトアミノフェン)500mgを飲む。引きつる感じも少しする。出血しているわけでもなさそうなので、まぁ大丈夫だろう。

ポート埋め込み後、24時間は入浴禁止とのことで、きょうはシャワーも風呂も無し。

夕食にはナポリタンでも作って、モリモリ食べようと思う。

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