断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

節分

17:55帰宅。

久しぶりに、完全に暗くなる前に帰宅出来た。日没時刻は過ぎているけれども、薄暮の際だ。勝ち負けではないけれど何故か気分が良い。地球は23.4度傾きながら公転し続けており、季節は確実に巡っている。

来週また寒波-10度C 以下の予報が出ているけれど、ええいもう春だ。節分じゃないか。

節分なので豆を撒く。

しかし何に対して豆を撒くのか。

審議の結果、ウチでは昨年から「鬼も内」制度を採用しており払うものがない。いやでも「鬼」と「邪気」は別物なのだろうか。別物にしておこう。なんか邪悪な気を払って出て行ってもらおう。

大豆を炒る。

去年、味噌を仕込んだ残りの大豆だ。

今年は味噌を仕込まなかった。寂しい気もするけれども、去年仕込んだ味噌が半分以上残っているし、ちょっと今はガッツが足りない。暖かくなってしまう4月くらいまでに調子とガッツが出てくれば、多少今年分を仕込むチャンスはある。少し様子見だ。

の大豆。

窓を開ける。外気温マイナス2℃くらいで風があるので寒い。大急ぎで家人とふたりで「福は内、鬼も内!」と言いながら、寝室やクローゼットやバスルームも全部開け放って豆を撒く。外はいいとして、部屋中炒り大豆だらけだ。明日は休みなので掃除機をかけるガッツが出ると良いけれど。

静かな夜に撒くと、6階から撒かれた豆は、一時おいてから、バラバラっと路上や駐車場の車に落ちる音がするものだけれど、今年は風が強くて雪があるので、豆が落ちた音が聞こえない。

部屋の空気が外気と完全に入れ替わり、邪な気払おう出て行った感がある。節分をコンプリートした達成感で気分が良い。