血液検査と抗癌剤
2週間にいちど、抗癌剤を打つ週のはじめに血液検査がある。抗癌剤は確かに癌細胞を縮小させる効果があるけれど、当然身体の他の細胞の働きにも影響を与える。
例えば造血幹細胞。白血球、赤血球、リンパ球、血小板、肥満細胞などは全てここで造られる。抗癌剤を打ち続けると、これらの数字が軒並み下がる。白血球が少なければ感染症に罹り易くなるだろうし、赤血球が少なければ貧血に、血小板が少なくなれば、怪我をした時に血が止まりにくくなったり、軽度の打撲で内出血し易くなる。
どうやら全体的に細胞の新陳代謝を抑制する感じで、便秘になったりお腹を下したりし易くもなる。
今週は抗癌剤の週なので、その血液検査を受けてきた。
赤血球も白血球も基準値ギリギリ以下、血小板も下がっていて、これ以上下がったら抗癌剤の量を減らすと言われる。これ以上下がると、歯茎から血が出て止まらなくなったり、鼻血が出たりするそうだ。
確かに倦怠感が少しあったり、立ちくらみがしたりはする。切り傷は言われれば少し治りにくい感じがする。頭髪も含めて体毛が細く抜けやすい気がする。
それでも普通に仕事に行くくらいは元気なので、普通の生活をしている。新型コロナのワクチン接種も済んだし、あとは気をつけて暮らすほかない。癌と共存しながら。
血を増やす食べ物ってあるのだろうか。やはり鉄分を多めに摂ったほうが良いのだろうか。
鉄分の多い食材となると、ほうれん草、牛肉、大豆、牡蠣、アサリ、卵と出た。
これらを積極的に食べるとなると、出来そうなのは、ほうれん草の卵とじとか、牛肉はステーキとか、酢大豆のサラダとか、アサリは缶詰めが売っているので、炊き込みご飯やボンゴレスパゲティ又はクラムチャウダーということになるか。
やってみよう。
ポップコーンは、安価で馬鹿みたいに膨れる。映画館はこれで儲けてるらしい。