断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

薬漬けの日々

寒い。最高気温が氷点下とか、アメリカ東海岸の冬だ。

状態は可もなく不可もなく。

痩せてしまったからか、長い時間椅子に座っていると尻が痛い。以前職場用に買った「ドーナツクッション」をまたアマゾンで買い充てがうけれど、あまり効果があるような気がしない。

倦怠感が出るので朝にデクサメタゾンというステロイドを1錠飲むと、まーの日一日は何とか動ける。患部の肝臓の上の胆嚢や肋骨のあたりが時々痛むので、これはオキシコドンというオピオイド系の鎮痛剤を、4〜6時間毎に服用している。これにロラゼパムという吐き気止め。精神安定剤寄りの薬剤かと思う。そして大将はタイレノール。アセトアミノフェンという市販薬だ。これは一晩おきくらいに熱が出て辛い時に飲む。38.5℃を超える熱が出ると流石にシンドイ。アセトアミノフェンは肝臓に良くないのだそうだが、背に腹は替えられない。オキシコドンとの相乗効果で痛みも和ぐ、気がする。他に抗癌剤の副作用の便秘薬もあったな。出ないのは辛い。さして食べてもいないというのもあるけれど、出ないのは辛い。

熱が引いて痛みが和らげば、横になってウトウトとでも休める。

とにかく今は抗癌剤が効いてくれと祈るような気持ちで一回目を終えた。2回目は2週間後。2週に一度、これを5回やって、効果があるかどうか、診るのだそうだ。

最近調べていたら「オプシーボ」(ニボルマブ)という免疫チェックポイント阻害薬も、食道癌からの転移性肝臓癌に適用になったそうだ。遺伝子パネルの結果もそろそろ届くだろう。

まだ希望がある。

日々の暮らしの質を保って、治療に努めたい。