断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

術後6ヶ月

間違ってボーナス振り込まれてないかなと思って口座を見たけど間違いはなかった。そもそも自分は公務員じゃないし。それはさておき。

術後6ヶ月ということで、CTスキャンを取りに来た。

体調は、疲れやすい、微熱が出たりして良くない。あまり食べられないからかも知れない。風邪かもしれない。37℃という微妙な熱が出たり出なかったり。グッタリ疲れて何もしたくない日もある。体重は術前からマイナス8〜9キロ。けれどこれは術後に体重が減ることを見込んで、わざと増やしてからのマイナスで、それを差し引けばマイナス4〜5キロといったところ。BMI=22.6ていど。標準体重だろう。

受付を済ませて座っていると、恰幅の良い女性2人組が受付に進む。ヒスパニックのようで、英語を全く話さない患者に付き添いでもう1人が来ている様子。色々大変だ。

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前回は「ベリー味」のバリウムが不味かったので、今回は「モカ味」を所望してみた。不味いのには変わりないのだが、「モカ味」のほうがまだマシな気がする。バリウムに美味い不味い言っても詮ない事なのだろうけれども。

故郷の訛りで話すヒスパニックを横目にモカフレーバーのバリウムはかくまで不味し

45分間で450mlを2本、都合900mlを飲み干せという。これは胃を切ってしまっている私にはキツい。その前に水を32オンス=946ml飲んでこいという指示があったので、起き抜けにほうじ茶と紅茶をつごうカップ2杯ほど無理やり飲んできたので、胃は既にタフンタフンとしている。さらにそんなに入らないだろうと思ったのだけど、何故かバリウムはスルスルと入り、900ml飲み干してしまった。まー空腹に液体だからするすると幽門を通過して胃から流れていったのかも知れない。食べ物ならパン2枚のサンドイッチで胸がつかえるくらいなのに。

や。これは発見。あんまり食べられないなら、ジュースとかスムージーとか飲めば良いわけだ。作るのが面倒だけど。

と。バリウムを飲むと呼ばれて、何やらコントラスト用の薬剤を注射されてからCTスキャンのマシンに横たわる。撮影自体は、ものの5分程度で終了。念のためにCDを焼いてもらって帰宅。

昼を食べて横になっていると、病院のアプリに早速結果がポストされている早い。難しい医学用語を、なんとなく読んでいくと「肝臓に転移が疑われる複数の腫瘍あり。最大のものは5x3 cm」との記述。

そうか。まだ医者には会って話もしていないけどこれは遠隔転移だろう。医者とのアポは4週間先の年明けだけれど、ちょっとこれは早めに面談して今後の治療方針などを相談したほうがいいだろうと思い、アポのリスケジュールのリクエストを入れる。さてこれは簡単な話では無くなったな。

先月あたりからずっと怠かったのは肝臓かと思うと合点がいく。酒なんか飲んでる場合じゃなかったなぁ。

とりあえずまた禁酒か。当たり前だけど。最近あまり利用していなかったKindle Unlimitedを解約した。下手したら余命半年とかかも知れないので、色々整理しなきゃいけない。