断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

四分の三ドン

今日は半ドンどころか四分の三ドンだった。7時半に出勤して、九時半に帰宅したということで四分の三休。まぁ稀にそういう日もある。半ドンをご存知ないナウなヤングの為に解説すると、「半ドン」とは午後休のことだ。「ドン」はオランダ語の「ドンタク」= 「日曜日」が語源で、転じて休日のことを指すようになったらしい。とWikipedia先生に書いてあった。(諸説あり。) 私が子供の頃は、学校は週休2日制ではなく、土曜日が「半ドン」で、小学生の頃は午前の授業が終わったらダッシュで家に帰って、「独占!女の60分」などを観ながら、働きに出る親が昼食にと置いていったペヤングなどを貪り食ったものだった。ペヤングは土曜の昼飯の味。

それはさておき。

朝九時半に帰宅である。いちおうは午後まで自宅待機という扱いで、電話やメールの対応があるけれど、自宅で対応出来れば何をしようとフリーダムだ。ちょっと前ならば、これ幸いと酒を食らっていたところだけれど、術後まだ解禁していないので、細々とした炊事というか仕込みをする。ネギを刻んでおくとか、出汁醤油やニンニク醤油を作るとか、冷蔵庫の糠床の面倒をみるとか、地味に手間がかかることを全て片付けた。気分が良い。

昼食には3ヶ月ぶりに玄米を炊いた。消化器の手術後ということで、消化の悪いものを避けていたけれど、もう大丈夫だろうと、久しぶりに炊いた。風味が良く美味い。ぬか漬けに合う。当たり前だけれど。玄米とぬか漬けは「親子丼」と言っても良いのではないか。風味がマリアージュとか曰いがちな洋食のシェフもトレビアンだろう。知らんけど。玄米を圧力鍋で炊きあげるのには、なんだかんだで1時間と少しかかるけれど、なに時間はある。容量目一杯7合炊く。

f:id:dv6:20200819020546j:image

あとは豆腐にワカメの味噌汁、厚焼き卵と、塩麹漬けの鮭を焼いて食べた。文句はない。ゆっくりした昼食で贅沢で宜しかった。自宅待機しながらヒルネした。