断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

バスは引き続き無料だった

今日はいつもは仕事の日だけれど、医者の予約が入るかも知れないと思って休みにしてもらったのだが、結局に行かずに済むことになり、ただの休みの日になった。

これ幸い先送りしていた雑事を片付けようと、急遽予約を入れて、車をオイル交換に持っていった。どうせ暫くかかるだろうと思って家まで歩いて帰って来た。2マイルくらいで4,000歩弱、いい散歩になると思ったけれど朝から蒸し暑く日陰が少ない道のりは思いのほかキツかった。これは歩くには危険な暑さだ。車を取りに行く時はバスに乗ろうと決意した。

帰宅してレアチーズケーキを作る。ベイクドは美味しいけれど、夏はレアじゃないかと家人が言うので、たぶん生まれて初めて作った。

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あとで味見したら、フワフワとして薄味で、なんというか極めて日本的なケーキが出来た。これはこれで。これにフルーツなんかを乗せたらイカス気がする。さらにピスタチオなんかをあしらったら小洒落た売り物になるだろう。次回は生クリームを減らしてレモン汁を増やすという方針で合意した。底面にラズベリーのジャムも欲しい。

追っつけ車を置いてきた店から電話があり、ブレーキフルードを交換しろとかアラインメントだとかバランスだとか言うのを、いいからオイル交換とタイヤのローテーションだけやってくれと断る。あーまーでもブレーキフルードはそろそろ交換だったかもな、とぐじぐじ考え直した。けれど、あとで自分の目でチェックしてから考えればいい事だ。バランスもアラインメントも冬の穴ボコだらけの舗装路で、どうせまた必要になるので来春で良い。こちらの修理メンテナンスショップは、なにかと「お勧め」してきて、はいはい全部やってくれと言うととんでもないカネがかかるので用心しなければならない。

糠漬けにしたキュウリとナスが抜群に美味く出来て、これは炊いたご飯と味噌汁ではないかという意見で家人と一致したので、昼食は麦飯を炊いて豆腐とワカメの味噌汁を誂え厚焼き卵を焼いた。美味いうまいとムシャムシャと食べた。術後の胃は未だに沢山は食べられないけれど、普通のご飯1膳と味噌汁と糠漬けの食事で苦しくもならずにちょうど腹に収まる塩梅で文句はない。

ムシャムシャと昼食を食べていると、クルマ出来たと電話が来たので、バスの時間を慎重に調べて炎天下で待たないようにドンピシャのタイミングでバス停まで行く。30分に1本しか来ないバスだけれど、リアルタイムの運行状況が分かるアプリのおかげで無駄足を踏まずに済んでありがたい。いい時代になったものだ。

乗り込もうとすると、バスの前の出入口が開かず、真ん中の乗降口からしか乗れない。運転手の横に設置されている料金箱にもカバーがかけられており、支払いが出来ない。つまり無料。

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そうだった。いつからだったかコロナが流行ってからバスは無料になったのだった。運転手に近付かせないためだろうか。$2得した気もするけども喜べない。どのみちバスは税金の補助で運行されているのだ。コロナは世界を変えてしまったな。などとボンヤリしていたら降りるバス停を逃してしまい、蒸し暑い日照りの下を数百メートルほど歩く羽目になった。渡米したてでクルマが無くて、何処に行くにもトボトボと歩いてバスを待って乗ったのを思い出した。あれは地味にキツい。時間と体力をゴッソリ奪われる。

支払いを済ませて車を引き取る。儲からない客で悪かったな。車内にドライブレコーダーが落ちている。修理工が自分が映るのを嫌がって外したのかもしれない。まぁわからなくもない。

帰りにスーパーに寄る。安くはないアイスクリームを買うなど。酒を飲まなくなってからアイスクリームは時々食べる。けれども酒は医者からの許可も出ているし、術後3ヶ月になる来月あたりから飲み始めようと思っている。それはさておき、普段は寄らないスーパーなので、その品揃えや値段を普段使いの店と比べたりする。ここはアリだな、と思う。

蒸し暑い午後だけれど、天気予報を見ると30°C超えの予報は明日を最後に向こう10日間無い。この土地はもう秋なのだ。いやもう秋にしてください。

秋の大統領選の民主党バイデン候補のrun mate (副大統領候補)が発表された。大方の予想通り、カリフォルニア州選出上院議員のハリス氏。“Woman of color" 「有色人種の女性」という2つの意味で史上初の出来事だ。ということでアメリカのニュースチャンネルはこれ一色で、誰もがコーフン気味に喋りまくってて煩いのでテレビを消した。やはり私は耳で情報を得ようとすると煩くてうんざりしてしまうテキストの人間だ。要点をきちんと纏められたネットのニュースでもあとでゆっくり読もうと思うなど。