窓辺の植物
生き物を見るのは何かしら変化があるので楽しい。
本当は犬と猫を飼いたいのだけれど、うちは動物が禁止なので飼えないし、庭も無いので、せめて窓辺に小さく植物を置いて、その生長を眺めるのを楽しみにしている。たいがい食用になるものも置いておく。
青紫蘇(大葉)。
鉢植えでは意外に難しく、大きく育ちにくいうえに、水をやりすぎて枯らしてしまうこともある。地植えでは雑草のように繁殖するのに。本格的に食用にするものは、職場周りの半日陰になる土地を見つけて、コッソリと蒔いてある。日当たりが良すぎるところは、葉が硬く丈夫になりすぎて、食用には向かなくなる。
夏になると適宜収穫して、モリモリと食べる。刻んで味噌汁に入れても良いし、納豆にも入れる。刺身にも冷奴にも蕎麦にも素麺にも良い。大量に採れたら餃子に入れるのも最高だ。ちりめんじゃこや釜揚げシラス、または梅肉があれば、スパゲティにも合う。夏の楽しみだ。穂紫蘇を天ぷらにしても良いし、しその実は塩漬けにしておにぎりすると最高だ。栄養価も高く、βカロテンやヴィタミンKに富んでいるという。青紫蘇こそ日本のハーブの王様だと思う。「蘇」という字もなんだか元気が出そうでよい。
サツマイモ。
紫イモをアメリカのスーパーで見つけて買い求めた。少し置いておいたら、芽が出てしまったので、切って水に浸けたところ、えらい勢いで葉と根を伸ばしだした。生命力の強さを尊敬したい。この秋はコロナの影響で、食糧不足がまことしやかに言われているので、これを後で、どこか日当たりのよい所に植えて、秋には食料の足しになることを期待したい。かなり本気だ。
紫イモの芽の出ていない大部分は、大学芋にして食べた。美味かった。