ジャンクフードとは？ - 断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

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きょうの弁当に、電子レンジで温めるだけのチリビーンズを持っていこうとしたら、家人が「そんなジャンクフードじゃなくて、もっとちゃんとしたものを食べればいいのに。」と言う。

いやこれはジャンクフードじゃないよ。タンパク質も豊富だし、塩分が少し多いけれど、PFCバランスも悪くない。

PFCバランスというのは：

P(Protein)=タンパク質

F(Fat)=脂質

C(Carbohydrate)=炭水化物

これらのカロリー比率が、P=15~20%, F=20~30%, C=50~65%が理想的とされている。(年齢や性別やライフステージや生活強度などにもよる。）糖質制限を厳しくやる人は、C（炭水化物＝食物繊維＋糖質）を極端に制限する場合もあるようだけれども。

で、写真のチリビーンズ。けっこうずっしりと重い。

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430kcal。栄養成分表を見ると、

P(タンパク質）= 24g = 96kcal.

F(脂質）＝14g＝126kcal.

C(炭水化物）＝ 53g ＝ 212kcal.

計 434kcal. という計算になる。

PFCバランスは、P=96 : F=126 : C=212で、それぞれ22% : 29% : 49% となる。理想的と言われる比率はP=15~20%, F=20~30%, C=50~65%なので、ジャンクフードとは対極のほぼ理想的なPFCバランスの一品であると言える。しかも食物繊維も12gと豊富で、実質の糖質（炭水化物－食物繊維）は41gであるから、ゆるい糖質制限をしているひとにも、わりと大丈夫な一食だと思う。やるな、キャンベル。唯一の問題はナトリウム量の1,540mgで、これは食塩相当量にして3.9ｇとなり、高血圧学会の推奨する「1日6g」の65％もの塩分がある。これは気を付けないといけない。PFCバランスが理想的なだけに惜しい。偶に食べる分には良いんじゃないかな…

けれど、家人は「ジャンクフード」と言って聞かない。

「ジャンクフード」とは何か？

英語で言うところの「Junk food」。”Junk"とは、「ゴミくず」とか「無価値なガラクタ」という意味で、「ジャンクフード」とは「カロリーや塩分が多く、栄養価の無い、食べるに値しない食べ物」ということだ。