断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ジョンズ・ホプキンス大学に入院している

留学じゃないですよ。手術入院。Johns Hopkins University は、ここ最近毎日世界のSARS-CoV-2の統計を出しているあの大学だ。私は先週ここで食道癌の手術して現在入院している。言わずもがな、色々な大学ランキングでは常に世界のトップにランクされる大学病院で、世界中から医者が研究に留学してくるようなところだ。公衆衛生の分野などが特に有名だろうか。日本から留学している人も常に居るだろう。厚労省のひとなども含めて。

私の場合は留学ではなくて手術入院なので、留学よりもレアかもしれない。自分で選んできたわけではなく、かかった腫瘍内科医に紹介されて来ただけだけれど。え?こんな有名病院、私のの保険がカバーするのか?と真っ先に思ったけれどたぶん大丈夫。じゃないかな。知らんけど。

ランキング上位の病院だけあって、端的に言って素晴らしい。受付の対応から医者の説明、事務方の正確さと手際の良さ、術後のケア、毎日世話してくれる看護師のプロ意識の高さと気遣い、ホスピタリティ、病室はシャワー付き個室。日本の病院の2人部屋を1人で使っているような感じだ。成田のアパホテル のシングルルームの3倍くらいはあるだろうという感覚だ。車椅子が自由に動けるような間取りとなると、これくらいは要るのだろうが。空気圧でポジションが微調整できるリクライニングベッドに、リクライニングチェアと長ソファがある。見舞いや看護に誰かが来るとして4。5人は快適に居られる空間だ。個室なので消灯も無い。まぁ夜はやることがないので寝てるけれども、その気になればネットで映画を観たりの可能だろう。映画はあまり観ないからyoutubeでも良いな。時間は簡単に潰せそうだ。

これは全額自費だったら何千万円ってかかるやつだ。あれだよく日本で重病の子供が難病治療のためにアメリカで移植手術を受けるのに何千万円という募金を集める話しがあったけど、全額自費なら間違いなくそれだけかかる。わかる次第分かり過ぎる。旅費を入れて1億いくやつだ。なんという世界だ。

と、その外国からも患者や留学生が来る世界ランキング上位の病院が、ボルチモアという全米でも犯罪率の高い街にある。ボルチモアはアメリカの東海岸にある最も古い街の1つで、アメリカの独立戦争の中心地であった都市でもある。街並みは古いアメリカ東部の風情を残しており、歩くととても味わいがある。ただし、1ブロック歩いただけで小銭をせびられるほどにガラが悪いけれど。アメリカ生活20年を超える私の肌感覚でも、昼間に観光客が歩くような場所は非常に限定されていると思う。まぁ古い都市だから昔からある由緒のある大学が残っているとも言えるかも知れないが。

5階の病室から見下ろす街では、毎日発砲殺人事件が起きているのだ。全米犯罪率3位。日本のテレビでやっているニューヨークやロサンゼルスどころの話では無い。5年前には暴動が起きていた。いまアメリカ各地で起きている暴動の発端と全く同じ理由 ---白人警官が黒人を殺してしまう---といった事件で。

https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/baltimore-safety/

ああそれから。

世界ランキング上位の病院だからといって、最先端の医療が受けられるわけではない。そういう場合もあるのだろうけれど。

私の場合は食道癌の標準治療、術前抗癌剤+放射線ののちの切除、残った食道と胃を接合する術前です。再発やら転移にもしなったら、ここで手術したご縁から、実験的な治療のお誘いなんかが来るかもだけど、それは正直御免被りたい。