断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

術後3日目覚え書き

朝また執刀医が顔を出して、全て順調だと言っていった気がする。当番の看護師が来て、バイタルを取ったり、着替えや清拭をしてくれる。傷のパッド張り替え。それから私のケアのレベルがICUではなく、一段階下のIntermediate Careだと知らされる。lCUよりは注意が要らない生きるか死ぬかの患者ではないという扱いなんだろう。重症ではなく中症みたいな感じか。そして予後がよく容体が安定しているので、もはやIntermediadeでさえなく、普通の患者扱いになると聞かされる。今日から普通に患者扱い。実際どういうことかと言えば、それほど注意が払われなくなるということだろう。事実、常に付いていた心電図は外されたし、酸素濃度系も血圧にカフも外された。ドレインもひとつ外された。少しだけ身軽になった感じだ。寝返りもうてる。痛いけれど。そろそろ腸を動かさなければならないというので、座薬を入れられた後にトイレに行くのがなかなか大変だった。まだ点滴やらドレインやらカテーテルがたくさん付いているのだ。それを引っ掛けないようにそろそろとポールを持ちながら移動する。身体は傷む。ひとりでトイレに行くってのは大変なんだな。看護師の介助無しで、2回ほどトイレを済ませたところで完全に慣れた。トイレ作業を把握した。けど夜中にベッドから起きて長い距離を移動するのは少し心許ないので、オムツを念のため貰おううかと思っている。そろそろ看護師がベッドに寝かせにやってくるはずなのだが、もはや中症者でも無い普通の患者なので、夜10時前だというのに放置プレイである。凄いなアメリカに病院って。あ、それからここは個室だ。シャワー付きのトイレがある。