断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

CT スキャンの結果が来る

Memorial Dayの祝日。戦没者を想う日だ。米国はあちこちで戦争をしているし、なんなら今もやっている。親類縁者に戦没者が居ない家のほうが少ないかもしれない。晴れて夏らしい静かな日だ。何処からかチャコール(炭火)のにおいがする。そりゃMemorial Dayは外で肉を焼いて食う日でもある。夏の始まりだぞって日でもある。今年はコロナの影響で、なんだか少し湿っぽい雰囲気ではあるけれど。

夏が始まる。

 

術前の抗癌剤&放射線治療の、CTスキャンの検査結果が出来てるというメールがくる。病院のアプリから医者の所見が見られるようになっていた。CTの撮影から1日半くらい。こういう仕事はアメリカ的で早いなぁと思う。英語だし医学用語ばかりで読むのに難儀する。しかししかし、こういう専門用語こそ、機械翻訳は威力を発揮する。AIの時代で有難い。

曰く…

CT胸部。

下頚部:鎖骨上または下頚部リンパ節腫脹の証拠はない。

甲状腺。右葉に7mmの単発性結節がありますが、これ以上の撮影は推奨されません。

胸壁:乳房組織は左右対称。腋窩リンパ節腫脹なし。

中胸部/臀部:リンパ節腫脹または腫瘤を認めない。

胸部大動脈:動脈瘤や解離の証拠はない。

ESOPHAGUS。食道拡張は認められない。食道遠位部に軽度の円周性壁肥厚が認められる。4mmの食道リンパ節(画像29シリーズ2)があるが、PET画像からは変化がなく、代謝亢進は認められない。

肺動脈。血栓、壁肥厚、血管拡張を認めない

心臓:有意な冠室肥大、血管石灰化、心嚢液貯留の証拠はない。

冠動脈。

冠動脈:冠動脈に沿った石灰化は認められない(ACRad 36-)。

肺:胸水、胸膜ベースの腫瘤、または気胸は認められない。

肺母斑:正常な間質パターン。結節性、浸潤性の証拠なし

TRACHEA/BRONCHI:有意な気管狭窄、大きな気管支内病変、気管支周囲肥厚、または有意な気管支拡張を認めない。

AXIAL SKELETON:軽度の加齢に伴う変性変化

CT腹部:ヘルニアまたは重大な腹壁欠損を認めない。

腹壁:ヘルニアまたは著しい腹壁欠損を認めない。

腹膜:腹水や遊離気を伴わない。腹壁欠損やヘルニアを認めない。腹膜腫瘤を認めない。

肝臓:腫瘤を伴わない正常な減衰の肝臓。肝内胆道拡張なし。.

胆嚢。胆石、壁の肥厚、石灰化を認めない。

脾臓: 脾腫大、腫瘤、または梗塞の証拠はない。

CBD 3mm。

膵臓:腫瘤、嚢胞、石灰化、または管腔拡張の証拠なし。

門脈および脾臓静脈/腸管。門脈、脾臓、肝静脈は特許。近位SMAおよびSMVは正常。重要な胃周囲静脈瘤の証拠はない。

門脈周囲/膵臓および前立腺リンパ節結節:リンパ節腫脹は認められない。

(以上、www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳)

 

前回、1月のPET/CT スキャンと変わらず、転移は認められないという記述に少しホッとする。CTスキャンというのは、なんでも分かってしまうのだなぁ。事実、上の引用にもあるように「甲状腺の結節」まで発見している。これはあんまり心配しなくていいのだろうか。

ともあれ、これが執刀医にも送られているはずだから、今週末に予定されている術前の(video)面接で、何か問題があれば説明をうけるだろう。あとは火曜日、明日だけど、内科医に会って、Pre-operationクリアランスという手術前の身体検査を受けてくることになっている。病歴や血液検査とか、肝機能腎機能、そして感染症の有無とかそんなところだろうか。

さてさて、手術まであと2週間と少しとなった。

 

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しかし昨日焼いたピザは上出来だった。フレッシュモッツァレラチーズが美味い。生地はセモリナ粉と強力粉半々にして、冷蔵庫で3日ほど寝かせた。トマトソースはもっと濃くて酸味の強いが欲しい。ということはフレッシュトマトから作るべきなのだろうか。しかし煮詰めないと水っぽくなるし、煮詰めると酸味が飛んでしまう気がする。研究の余地ありだ。

ところでさいきん根付きのバジルがどこにも売っていない。摘んだ葉をパックしたものしか見かけない。何故だ?

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こういうやつ。3〜4ドルくらいで売っている。バジルは丈夫なので、水だけやっていればかなり長持ちする。はずだ。無いとなると俄然欲しくなる。けど売ってない。

しかし暑くなってきて、オーブンを点けるのに少し躊躇する。一日中オーブンの前に居てw黒っぽいシャツを着ていると、仕事の終わりには白っぽく塩をふいていたベーカリー時代を思い出す。