断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

癌が小さくなっている

グッドニュース。

今朝のCTスキャンの結果が早速出ていて、病院のWebサイトから自分のアカウントの「検査結果」の項目から見ることができる。

以下引用 … ABDOMEN: Since the prior examination there has been significant interval decreased size of several masses noted throughout the liver parenchyma, for example index lesion: Previously noted large mass occupying most of the right hepatic lobe adjacent to the gallbladder currently measures 3 x 2.7 cm (was measuring 8.8 x 6.8 cm). Several other lesions demonstrated complete resolution with no residual mass lesions.

DeepL翻訳… 腹部:前回の検査以降、肝実質全体に認められるいくつかの腫瘤の大きさが大幅に減少している(例:指標病変)。指標病変:前回指摘された胆嚢に隣接する右肝葉の大部分を占める大きな腫瘤で、現在の大きさは3×2.7cmである(以前は8.8×6.8cmであった)。他のいくつかの病変は完全に消失しており、腫瘤病変は残存していない。

… 引用と翻訳ここまで。

肝臓にあった一番大きな大きな腫瘍(癌)が1/3程度に小さくなっている。ほかの散発的な小さな癌病変は「消滅」している、というではないか。

抗癌剤が著効しているようで、やれ嬉しや。

手足がしびれるとか、夜眠れないとか、便秘するとか、少し疲れやすくて時々眩暈がするとか、抗癌剤の週は2日間風呂に入れなくて携帯ポンプを背負っての生活になるとか、そういう抗癌剤の不便さが吹き飛ぶグッドニュースだ。

有難い。少なくてもがんの進行や転移は抑えられていて、直ぐには死なないだろう。

現代医学の標準治療に感謝するほかない。もっとも、標準治療じゃないと保険が効かないので他の選択肢はほぼ無いわけだけれど。

そして何より、この結果を誰よりも自分の事のように喜んでくれている家人に感謝したい。こんな人が居て、もう人生で欲しいものは何も無い。自分の人生でやりたいことはもう全部やった。

どう考えてもいつ死んでも悔いはないのだ。願わくば、親よりは長生きできれば良いなということと、もうすこし時間をもらって、早く仕事を辞めて、余生を日本でゆっくりと過ごしたいだけだ。庭でピザを焼いてビールを飲んで、保護犬を引き取って野菜を育てて静かに過ごしたい。

いや当分は死なんだろう。知らんけど。

 

f:id:dv6:20210408083248j:plain

持ち帰り用携帯抗癌剤ポンプ。46時間、二晩つけたままになる。