断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

観念して投薬を受けるひと

血液検査の数字が続けてよろしくなくて、家人はついに観念して投薬を受けることにしたらしい。

老化だ。

まぁ気にするな。

そもそも。

人間の身体など50年以上も生きるようにデザインされていないと思う。知らんけど。

夢夢、日本や世界じゅうに溢れる元気な老人たちを想像してはいけない。あの人たちは偶さか生き残った人たちなのだ。元気で健康だから生き残ったのでは無い。生き残ったから元気で健康なように見えるだけなのだ。生存者バイアスだ。

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それなりにバランスのとれた真っ当な食生活をして、適度に運動もして、通勤や職場のストレスも無い在宅勤務の暮らしとなれば、あとは努力の介入する余地はほぼ無いではないか。

若さでなんとかしてきた、持って生まれた体質の地金が出てきただけの話だ。あとは医学の進歩に頼るか、座して命運を待つよりほかない。

諦めるのだ。それも初老の人間の特権だと思うのだ。観念する。騙し騙しだ。身体はもはや鍛えるものではなく労わるものだ。うまくいけばあと3,40年くらいは生きてしまうかもだけど。