アメリカ非常事態宣言 - 断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

新型コロナウイルス禍で、ついにTrump大統領が「非常事態宣言」を出した。

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ダイジェスト（抄訳）

最大500億ドル（≒ 5兆3500億円）の予算をコロナウイルスの検査治療対策に投入。
FDA(連邦食品医薬局）に緊急時特例を用い、医療会社が開発した新しいコロナウイルステストをスピード承認させ、テスト可能な人数を来週までに140万人、月末までに500万人分まで増やす。
『（新型コロナウイルス）テストが、安全に早く便利に出来るようにする。』
『だが、テストを受けるべきではないと見なされる人までもが受ける必要はない。すべての人々が挙ってテストを受けに殺到するべきではない---特定の症状をうったえる人々だけに限る。』
Trump氏はまた、Google社が、新型コロナウイルス感染の心配をもつ人々がアクセスして、テストが必要だと判断されたときに、ドライブスルーでテストを受けられるクリニックに案内をするウエブサイトを提供すると発表。
ウオールマート、ターゲット、CVS、Walgreen（大手ドラッグストアチェーン）などが、各店舗の駐車場を、ドライブスルーテスト場所として提供する用意があるという。
『我々はまだ長い道のりを行かなければならない。』国立アレルギー・感染症研究所長のDr. Fauciは、記者会見で語った。
Trump政権は、高齢者介護施設に対して、危篤状態にある入所者への訪問は例外として、通常の訪問や不要不急の人員の立ち入りを制限する指針を発出した、とメディケア・メディケイドサービスセンター長のSeema Vermaが語った。

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ついに。という感じだが。

派手にブチ挙げてるものの、経済が低迷して、秋の大統領選に影響が出かねないと判断したからなのは明らかで、内容にはサプライズがない。

おがけでダウは前日より$2,000近く上げたけれど、2月末の$29,000台回復には程遠く、ようやく$23,000台。

他方、自分の身の回りでは、非常事態宣言が出る前、今週に入ってから、いろんなビジネスから連日新型コロナ関係でメールが来る。

近所のスーパーからは「お客様と我々の従業員は同じ家族です。全員が安全で健康に過ごせるように全力を注いでおります…」

航空会社からは「安全で衛生的なフライトをお約束します。予約変更は無料でやります（条件あり）。」というメール。

住んでるアパートの管理人からは「昼間も子供たちが居て、アレかもしれないけど、みんな耐えるんやで！」みたいな知らせ。

ホテルチェーンからは「わしらは特段に清潔にしてますけんご安心を。予約の変更に関しては柔軟に対応するので、ひとつ良しなに。」というメール。

変わったところでは、銀行から「大概の用事はオンラインバンキングで済むから来るな。」なんてメールもあった。

アメリカの大学はいま1週間程度の春休みのところが多いけれど、これを当面、向こう1か月延長して、オンラインで授業ををやったりするところが続出している。

そしてついに私の住む近隣の州、カウンティーの公立学校も向こう2週間ほどの休校を決めた。いつも通ってる高校のプール（朝と夜に市民に有料で開放される）も、向こう1か月閉鎖するというメールが来た。