断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

家人が熱を出す

2日間の休み。お陰で忙しかった自分も、家人の食事の世話をするくらいで何にもせずにゆっくり休めた。これは思し召しなのではないか?と思うくらいにゆっくりした。怠さもなくなった。

晴れて乾燥して冷え込む。

家人が調子が悪いと言って、昨夜プールで一緒に泳いでいたのを切り上げて、ロクに食べずに早く床に着いた。熱を測ると99度少し、ええい摂氏で何度じゃ?37.5℃くらいと出た。熱があるじゃないか。嫌な予感しかしない。

取り敢えず何か温かいものを食べると言うので、生姜の摺り下ろしを入れて雑炊を作って食べさせた。8割がた食べたのでよかった。シンドイなら解熱剤飲んだら?と聞いたけれども要らぬと言うので、また寝たらよろしいと寝かせた。

かく言う私も熱こそ無いものの、なんだか疲れてダルい。今日は休日なので掃除やら片付けやらパンを焼いたり惣菜の仕込みをやろうと思っていたけれど、もう全部止めにして、冷凍のラザニアに赤ワインを飲んで昼寝することにした。

アメリカの食べ物は大概不味いけれど、冷食のピザとラザニアは、安価でボリュウムがあってそこそこ美味いのもがある。家人は決して口にしないけれど、私は面倒くさくなった自分用にストックするし、よく利用する。今回のラザニアは今一つだったけれども。

夕刻暗くなってから目覚めると家人も起き出してきて、熱を測ると100度、ええい摂氏で37.8℃。うーん、風邪かインフルエンザか新型コロナか。嫌な予感しかしないけれど、家人はまた水分を摂って寝るというので解熱剤も飲まずに寝た。

私の怠さも変わらず、熱を測ってみると99度つまり37.2℃。平熱が低めの自分にしては熱があるほうだけれども、シンドイとまではいかない。家人が食べ残した雑炊を食べ、昼間の冷凍ラザニアの残りを食べまた赤ワインを飲む。

翌朝。

家人の熱が上がって100度。摂氏で38℃近い。さすがにシンドイらしく、アスピリン(バッファリン)を渡したところ、2錠のうち1錠しか飲まない。それでも30分ほどしたら楽になったと言って熱を測ったら99度。37.3度。まだ熱があるには違いないけれど、この程度ならそれほど辛くは無いだろう。

さて、ただの風邪かインフルエンザか新型コロナか…味覚障害も息苦しさも咳も無いようなので、新型コロナでは無いような気もする。彼女が新型コロナなら濃厚接触者の私も間違いなくコロナだろう。けれど私は症状がない。熱もない。インフルエンザの線が考えられる。というのも、わたくしは先月にインフルエンザのワクチンを打っている。彼女はそういうものは嫌だと打っていない。ということで説明がつきそうな気がする。

ともあれ、今どきはスマホかパソコン越しに医者と面談できるので、家人がアスピリンを飲んで少し調子が良くなったところで、保険会社のサイト経由で医者と面談した。待ち時間10分くらい。いいシステムだなアメリカ。

で、問診の結果、新型コロナのテストを受けろということになり、近くの提携している病院を紹介してもらった。いいぞ。濃厚接触者であるわたくしも同時に受けたほうがいいのだろう。家人が新型コロナであれば、いやインフルエンザでも、持ちこんだのは多分外で働いてる私だろうし、私が陽性ならば私は職場に報告する義務があるからだ。

アメリカの新規新型コロナ患者は1日に15万名とも言われており、勢いが止まらない。なんだかぐったりする冬がきた。