小正月 / クルマ関係 / チョコレートスポンジ
先週のスーパーボウルも今週のアカデミー賞も関心がないし、何も分からないので、いつも泳ぎに行くプールのロッカールームで、陽気に話しかけてくる顔見知りのヲッさん達に遭遇して話題を振られたら少し困るな、とボンヤリ思いながらプールに出入りした2週間だったけれど、ヲッさん連中とて其れ等に興味が無いらしく、困った話題は出てこなかった。
アレだ。
大英帝国でフットボール(サッカー)の話をするのはアレな人々、というのと似てる感じがする。アメリカでフットボール(アメフト)の話題はアレなんですよ社会階層があるんですよ。それとヲッさんはもはや新作映画には興味がない。昔の名画を反芻して暮らしているはず。知らんけど。
アメリカにやって来るひとは、何かしら ---英語だとか映画だとか、バスケットボールだとか野球だとかフットボールだとか、ショービジネスだとか舞台芸術だとか現代アートだとか、あるいはざっくりアメリカンドリームだとか ---何かアメリカが好きで来たんじゃないのすか?と思われがちだし、たまに聞かれるけれど、何もない。なんとなく面白そうだから来てしまって、私ゃそのまま居ついてしまっただけだ。そういう事もある。好きでも嫌いでもない。
昨日は満月だったので、今日までは小正月ということになる。「女正月」とも呼び、家事で忙しい女性たちが、ひと息ついて、お参りに行ったり、家で労われる。という習わしが在る(地域も)あるらしい。というのは、
酒のほそ道 - Wikipedia (ラズウェル細木 著)という漫画で読んだ気がする。
いや著者の別の漫画だったかも知れない。ヲッさんに正月も小正月も無いし、家人は家事をしないので労わない方向が規定路線である。
何をするわけではないけれど、そういえば冷蔵庫に長いこと眠っている小豆があるのを思い出したので、小豆粥でも炊いてみようかと思いつく。けども何時食べるんだろうか、といっとき考えて止めた。小豆はかれこれ7年くらい冷蔵庫に在る。見た目まだ大丈夫そうだ。
これは次回の消費期限切れ選手権の有力候補になるかもしれない。
明後日は、手術のconsultationの面会というか説明を聞きに、医者へ片道47マイル(75キロ)の、運転嫌いの自分にしては長いドライブになるので、クルマのオイルや冷却水やタイヤの空気圧のチェックを済ませた。
なに、クルマはオイルと水とタイヤの空気圧がオッケーで、ガソリンが入っていれば、まず問題無く走る。はず。知らんけど。
1年に1度のState Inspecrionも今月中までだし、2年に1度のEmissionもdue だというので、ガソリンと空気を入れに行った近くのスタンドで一緒に済ます。それぞれ$20と$28、合わせて$48。ちょっと前までは$16とか$15だったので、ずいぶん値上がりした気がする。ともあれクルマ関係は済んだ。暫くは大丈夫だろう。
聞くと家人は、誕生日にはチョコレートケーキが食べたいと言うので、きょうは取り敢えずチョコレートスポンジだけ焼いておいた。ケーキ屋にいた時のクセで、焼けたかどうか確かめる為に、てっぺんを押す。凹んだまま戻らないとまだ焼けていない。のだけど、それはケーキ屋にいた時の堅めのスポンジケーキの場合だった。写真のは、ふわっと良く焼けてる。
チョコレートガナッシュって、どうやって作るんだったか、少し思い出せなかったが、思い出した。
ここ数週間、パンを焼いたりパイを焼いたりして、この家に備え付けの古いガスオーブンの特徴と扱いをだいぶ掴んだのは収穫だった。