消費期限切れ選手権
優勝 緑茶。消費期限切れから4年8ヶ月経過。
食品の消費期限は、あまり気にしない。というか、安く自由に手に入る環境ではないので、気にしててたらやってられんからであります。
特に日本の食料品や調味料は、たぶん船便ではるばる北米までやってくるはずで、こちらで購入した時点で製造日からだいぶ月日が経っているものも多い。そんな事情からか、とあるスーパーなどは、平気で消費期限切れのものを売ってたりもする。
さすがに消費期限切れものはわざわざ買わないけれど、あと数ヶ月というものは、あまり気にせずに買ったりする。
それから、ときどき買い物にいく、食料品店の店主が、消費期限切れ1週間前くらいのものを、オマケでくれたりもする。
円高だった頃に比べて、だいぶ値段が下がったけれど、それでも日本のものは少しお高い。ので、期限が切れたからといって、簡単には捨てられないのである。
2年前に引越しをしているので、それなりに古いものは処分しているはずなのに、2011年ものが出てくるとは驚いた。引越しをしている2013年秋の時点で、消費期限を2年半も過ぎているではないか。
しかしお茶だし、しっかりと空気は抜けているままだし、たぶんまだいけると判断したのだと思う。いまもそう思う。
(何よりも原発がアレしちゃう前の貴重なお茶で、アレを計測しようと取っておいてある、という事情ある・・・けど計測するアレを未だ買ってない。)
(消費期限切れから)4年8ヶ月もののお茶。あるいみ貴重品。
次点。(賞味期限から)2年8ヶ月もののゼラチン粉。
これは粉だし、楽勝で使える気がする。菓子など滅多に作らないので、他何に使ったらいいものやら思いつかない。プリンでも作ればいいのか。
第3位 カレーうどんの素。2年4ヶ月もの。
こういうの、私は買わないので、たぶん、消費期限切れ直前のものを、日本食店の店主から、オマケで貰ったものだと思う。粉末なので、これもまだまだ大丈夫のような気がする。
けど、カレーうどんって、酒のツマミにはならないし、何時食べていいか、なかなか悩む食べ物ではある。ので、いつまでも食べずに残っている。
第4位 チャーハンの素。ほぼ2年もの。
これもオマケで貰ったもの。まだイケるとおもう。
第5位。エビチリの素。1年10ヶ月もの。
これはどうかな。厳しいかな。
レトルトパウチだから大丈夫かなぁ、とも思うものの、エビというそれなりに高価な材料を用意したあとに、これが痛んでたらかなりショックだと思う。捨てればいいのに捨てられない。エビチリを食べたいと思うことがあまりない。
第6位。 ドライイースト。11ヶ月もの。
これは日本で買ったやつだ。膨らみは悪くなりそうだけど、時間を多めにとれば膨らみはするだろうと思う。さいきんパン焼いてないな。
第7位。柚子こしょう。およそ8ヶ月もの。
これ、冷蔵庫の奥で忘れてたやつだ。柚子胡椒って、ピンポイントでしか使わない調味料なので、これだけの量があると、消費期限中に使い切るのは難しい。1週間くらい前に使ったけど、風味は少し落ちてるものの、まだまだオッケー。
第8位。シチューの素。これも8ヶ月もの。
ううむ、これは開けてみないとわからないけど、油脂分が分離してたりしなければ使えるんじゃないかな。
カレールーや、シチューの素は、セール時で$3くらいで売ってるので、それほど高いものではないのだけれど、米国では「牛・豚エキス」やそれらの肉関係は輸入禁止御禁制の品であるので、驚くほど選択肢が少ないのですよ。ハウスとヱスビーくらいじゃないかなぁ。NYなんかの大都市に行けばもっとあるとおもうけど。
それはさておき、安い牛スジ肉と野菜を赤ワインで圧力鍋で煮て、このビーフシチューの素で仕上げると、なかなか美味いですのよ。
ひと冬に1回くらいしか作らないから、こうして余すわけだけど。
第9位。からし。8ヶ月もの。
からしも大量に使うものではないので、使いきれずにありがち。辛さもマイルドになりがち。今後は粉末のものを水で溶いて使うタイプに切り替える予定。
辛子を使うって、シウマイと春巻きとおでんくらいじゃないですか。カツオの刺身に辛子、もアリでしょうけれど、まーお目にかからないですね。ちょっと高級な寿司屋やに頼んで取ってもらわないと無いでしょうなぁ。
あ、あと冷やし中華にも使うな。酒のツマミには成り難いので、これもひと夏に一度食べるかどうか。
第10位。塩昆布。7ヶ月もの。
乾物だし、2,3年は大丈夫な感じですけどね。風味は落ちるだろうけれど。
第11位。釜めしの素。6ヶ月半もの。
これもレトルトパウチだから、大丈夫な気がする。開けてみないと分からないけれど。
こういうのも普段食べないので、買わないんだけど、去年の年末だったかに3人前の食事を作らなければならないことがあって、それように買ったんだった。結局この「素」は使わずに、普通に炊き込みご飯を炊いた気がする。
これ炊いてすぐ食べればいいんだけど、弁当なんかにするとすぐ痛むので、危なくて使えないんですよねぇ。朝ごはんに炊き込みご飯は食べないし、夜は酒を飲むので、ご飯食べないし。
第12位。お好み焼き(チジミ)セット。約4ヶ月もの。
これ粉とタレみたいなのがセットになってるだけの詐欺みたいな商品なのね。
これの他に、豚肉、ニラ、卵、玉ねぎを揃えろって書いてある。使えるのタレだけなんだけど、そのタレもさして美味くも無く特徴があるわけでもなく、家にある材料で自作できるし。これは処分ですな。
第12位。松前漬け。3ヶ月もの。
これは確か昨年末にNYのミツワで買ったんだった。お、珍しいなぁ、と。
先日美味しく頂きました。「タレ」がいまひとつだったのは、やはり賞味期限が切れてたからかも知れず。
第13位。ヨーグルト。1ヶ月半もの。
先日食べた。モーマンタイ。
ちょっと躊躇したけれど、水分少な目のグリーク・ヨーグルトだし、開けた見た目は大丈夫そうだったし、ジャムは別添だったし、食べた。
ヨーグルトって、生乳を保存するための発酵食品だし、冷蔵庫に入れておけば、かなり大丈夫な印象。危ないくらいに痛んでれば、口にした瞬間に分かるだろうし、まー消費期限切れはあまり気にしなくていいんじゃないかな。
第14位。ゆず胡椒。1ヶ月もの。
これ使いきれるペースだったのだけれど、第7位のアニキが発見されてしまったので、そちら優先で使ってたら期限切れ。
第14位。辛ラーメン。5日もの。
消費期限内でも危ないのが、インスタントラーメソの類で、保存状態が悪いと、油が酸化してて、臭ってたりするもんです。そういうのは食べちゃダメですね。
これは昨夜飲んだ後に食べた。味や匂いはよく覚えていないけど、お腹は壊していないので、大丈夫だと思う。
講評
4年8ヶ月もののお茶には驚いた。
そして調味料は消費期限切れがち。世帯の人数が多いならまだしも、さいきんは単身の世帯も増えてるわけで、日本のメーカーさんは、この辺考えて作って欲しいものですネ。
しかし。
日本から米国向けの日本の食料品には、消費期限の記載が無いものも多々あるわけですよ。たぶん米国にはそういうの表示する義務や法が無いのか知らんけど。
「消費期限」表示が無い。 ↑
となると、頼れるのは信用出来そうな店と、最後は自分の感覚である、という当地の事情もあるわけです。痛んでるものを返品に行けば、それは交換や返金をしてくれるけど、20分も30分も運転して行くその手間が勿体無いわけで。
や、しかし胃腸(と神経)が丈夫なのに感謝しております。こればっかりは持って生まれたものだろうしなぁ。
こんどは消費期限切れの食材だけで、何か美味しいものを作ろうと思っております。