断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

パリパリクラストのピッツァ

f:id:dv6:20200921005524j:image

ピザぢゃ無くてピッツァ。サンドイッチマンをリスペクト(← 同郷推し。

メリケンな生地の分厚いパンピザも、腹ペコなヤングにはモグモグな逸品だとは思うけれど、胃が1/3(推定)しか無いヲッさんにはもう無理だ。美味いものを少量食べる。食べさせて下さいヲッさんですから。

家人が寝静まった後に、こっそりサクッと、ピザトーストよりも薄い薄生地のピッツァを焼いて、ウオッカのダイエットコークカフェインフリー割りなんかを飲みたい。しかし「ダイエットコークカフェインフリー」ってなんだ?私は実質何を飲んでいるのだろう。

それはさておき。要は腹があまり膨れないように、酒のアテにトマトソースに焼けたチーズが食べたい。

で、夜中に生地を伸ばすのも大義だ。酔ってるし。思案の末に思いついのが、トルティーヤだ。ラップとも言うような気がする。

f:id:dv6:20200921010622j:image

南米リスペクトならば、本来トルティーヤはトウモロコシの粉で作られており、それはそれで独特の風味で美味い。これがエルサルバドル辺りに行くと、厚めのパンのようなものになり、ププサと言う。うっかり「トルティーヤ」と言うと怒られるので注意だ。これに肉や野菜をドッサリ挟んだり、サルサ(大抵はトマトベースのソース)につけて食べる。美味い。サルサは家々でレシピが違い、何処の家でも自分のウチのが1番だと思ってたりする。昔むかしエルサルバドル出身の人々に囲まれて肉体労働をしていたときに招かれて、腹が割れるほどププサスをゴチになったりしたものだ。酒はテキーラで。彼らは飲むとなると泥酔するまで飲むのでちょっと大変だった。ハポネス!もっと飲め!言われても。

それはさておき。

この薄いうすいトルティーヤだけれども、トウモロコシ粉ではなくて、小麦粉で作ったものが売られている。さすが自由の国アメリカだ。知らんけど。それを焼いたら、パリパリ薄い生地の腹が膨れないピッツァが出来るのではないかと思いつき、うっすらとトマトソースとチーズとペパロニとピーマンを乗せて、ウチのガスオーブンの限界の高温、550°F( 288℃)で5分焼いてみた。大成功だった。これで何時でも夜中に素早く腹の膨れないパリパリピッツァが食べられる。いや夜中でなくてもいいけど。あとこれなら家人も食べるような気がする。ペパロニの部分を引っぺがして。