禁酒日記 6日目 血圧が正常値まで下がる
体調は良い。
仕事も忙しくなく、適度な運動をし、まずまずの食事をして禁酒しているとすれば、悪くなりようがない。酒が飲めないというストレスがあるかと思ったけれど、それも案外ない。むしろ自分の身体の変化を観察するのが面白くて、毎日禁酒と続けるのが楽しみでさえある。ひと時も酔っていないので、こうして毎日駄文を書く時間も元気もある。なんだかいいことづくめじゃないの?
昨夜寝たのが23時ころ。今日は朝イチの医者のアポがキャンセルされたし、午後からの仕事なので、目覚ましをかけずに起きたら8時前。よく寝た感がある。睡眠の質が良くなったということかもしれない。
起き上がって歩こうとすると、目の奥が少しぐるぐるとし、少し身体が傾く。なんだ?
血圧を測ってみると正常値(写真)。血圧はここ1年くらい常々高いと指摘されていて、先月には180/100などという本人もビックリな素敵な数字を、あろうことか医者の目の前で叩き出してしまい、敢なく降圧剤を再服用する羽目にになったばかりなのであった。(普段家で測るとおおむね150/90くらい。)
それがどうですか。降圧剤の効果がいちばん薄れているであろう起き抜けにこの数字は宜しいじゃないですか。
しかし眩暈っぽいのは何か気になる。昼過ぎても残っている。血圧ばかり気にしていたけれど、友人から「徐脈」っぽいのでは?という指摘も受けた。
徐脈。心拍数が1分間に60以下だと脳に血液や酸素が行き渡りにくくなって、目眩や息切れが起こるのだという。何らかの疾患か老化による。ことがあるらしい。
老化。
実は2年くらい前に、痛風をやらかして、エイやっと減量(20キロ弱)をしたことがある。当時も降圧剤を飲んでいたのだけれど、ずいぶん体重を減らした後。ある朝ほとんど食べずに泳ぎに行って、グビグビをビールとワインを飲み、ツマミを取りにキッチンに立ったところ、スッと血の気が引いた感じがしてバタリと倒れてしまったのである。えっつ?と思って立ち上がってもう一度倒れた。泡を食った家人は救急車を呼ぼうと911に電話したけれど、いや待て落ち着け。呂律が回らないわけでなし、片麻痺があるわけでなし、これは深刻な事態ではない。空腹で運動してガブガブ酒を飲んだから血管が広がっちゃって一時的に脳貧血になったに違いない。と見立て、血圧を測ってみたら案の定63/50とかいう見たことがない数字が示されており、やっぱり一時的な起立性低血圧だろうということになったわけです。そのあと医者と相談して、高圧剤を止めてたんですよね。爾後酒量と体重が斬増していくにつれ、血圧もきっちり比例するように上がっていき、2年ぶりくらいに降圧剤の再服用とあいなったわけですが。ちょっと血圧はマメに図って、またあんまり下がるようなら医者に相談しないといけませんね。
眩暈っぽい感覚については、夕食を食べた後に少しおちつき気味です。もしかしてアルコールの離脱症状かも?と思って調べたら、メジャーな症状ではないけれどもある、という記述も見つけた。転んだりしては洒落にならないので、少し用心して立ち上がったり歩いたりしている。