断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ブログ名の変更 / 禁酒2か月

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ブログ名変更

きのう、泳ぎながらフト思いついて、ブログの名前を改めた。

断食道亭日乗。

まだ食道は切っていないけれど、そのうち切るわけだし。

あと胃も少し切るみたいけど、断食道胃亭日乗、だとちょっと語呂が悪い気がする。

言わずもがな「断腸亭日乗」(永井荷風)を捩った。

この「断腸亭日乗」を、ついさっきまで、長いこと「断腸亭日記」だと思ってた。

国語の教科書にそう書いてあったと思うのだけど、すっかり勘違いだったようだ。

日記も日乗も同じ意味だと思うけれど、申し訳ない。

永井荷風といえば、ほんの少しご縁があることも知った。(親類縁者とかではない。)

新ブログ名「断食道亭日乗」をgoogleで検索してみると、「断食道場」みたいなのがヒットする。

まだ誰も名乗っていないようだし、しめしめだ。

しかし「断食道亭」と「断食道場」では全然違う…google先生もまだまだだな。

と、googleといえば、先ほどこのブログをgoogle adsenseに申し込んでみた。

はてなブログの無料版は、審査に通りにくい難しいという話もあるけれど、体裁は整えた。

さほどアクセス数がないこのブログで収入を期待するというよりは、ブログを作りながらgoogleでフォームを作ってみたり、少し何か新しいことを学んでいくのは楽しいと思ったからだ。

そのうち審査の結果が来るだろう。

 

禁酒2か月 

さいごに酒を飲んだのが2020年の元日なので、禁酒して節目の2か月が経つ。

休日や旅先で、朝から酒を飲んでいた日々が、もはや遠い昔の事のようだ。

手の届くところに酒が置いてあるけれど、飲もうとも思わない。

離脱症状のようなものは感じられない。

止めて4、5日くらいした頃に、数日間フワフワとした眩暈のような症状があったけれど、あれが離脱症状だったのかもしれない。

たぶんそうだ。

酒を飲んでる夢も見た。

(むかし禁煙したときにもよく煙草を吸う夢を見たものだけど。)

きっちり酔った感覚もする夢だった。

脳がそれを覚えているということだろうか。

酒を止めた理由は、食道癌を告知されたからで、治療に差し障りがあると、治ってからまた酒を飲めないと思ったからだ。

禁酒して間もなく医者通いが始まって、いくつかの血液検査を受けたところ、肝機能も腎機能も正常値で、放射線や抗癌剤の治療に耐えうるようで何よりだと思う。

もとより酒を飲んでいたころから異常値だったことはないのだけれど。

酒のない生活にもすっかり慣れた。

飲酒は習慣だと思う。

身体的依存よりは精神的依存。

薬物(酒を含む)はおおむねそうだと思うけれど。

酒を飲むことを前提に料理やつまみしか作ったことしかないので、禁酒しはじめの頃は何を作って、どんな食事をすればよいのか戸惑った。

けれども酒以外、食べたいものを作って食べればいいだけの話だ。

糖質制限していたのも基本的に止めた。

酒を止めて、さいしょは寝つきが心配だったけれど、メラトニンというサプリがよく効いて、寝る前に飲むとよく眠れる。

酒を止めて1番の違いは、睡眠の質が良くなったことだ。

寝起きの「寝たな!」感が違う。

体調もすこぶる良い。

私の食道癌は、相変わらず自覚症状が全くないので、酒を止めて健康になったヲっさんそのものだ。

それも間もなく始まるはずの放射線&科学治療までかも知れないけれど、引き続き禁酒してよく寝て迎え撃ちたい。