断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ダルさの原因

正直。どうもここ1、2ヶ月くらい体調が思わしくなかった。疲れやすいというかダルさがずっとある感じ。思い当たることは無い。強いて言えば、職場復帰して以来週1日くらいしか休みが取れず、その休日とて買い物や惣菜の仕込みや洗濯や掃除で終わってしまい、身体が休まらなかったのと、以前のように酒を飲み出したことくらい。

すわっ、貧血か?とも思った。胃を切除した人はビタミンB12の吸収が云々…という話も読んだことがあるし、アルコールの代謝にもビタミンB12の要求量が増えると聞いたことがあるからだ。しかしこれは胃を「全摘出」して数年かかるとの事で、部分切除であった自分にはあまり当てはまらないような気もした。

直近の血液検査の結果は、ヘモグロビンと赤血球がやや標準値を下回る程度で、「貧血」とまでは言えないだろう。息切れするわけでなし、最近はプールでも泳いでいる。

風邪やインフルエンザや新型コロナの症状にしては、1〜2ヶ月も続く倦怠感は長すぎる。だいいちに熱も無ければ咳も胸の痛みも何の症状も無い。

さては癌の再発か転移か、じわりと嫌な気持ちになるけれど、これは来月のCTスキャンの検診と医者の面談を待たなければ分からない。術前にPET/CTスキャンを撮って、頭の先から下半身まで、癌の有無をみて貰ったけれど、その時点では無かったので、転移再発があったとしても、それほど大きなものにはなっていないだろうし、などとつらつら考える。

昨夜、家人がねてから独りヒッヒッヒッっと酒を飲み、さて片付けをしようと立ち上がったところ目眩がした。はいはい。起立性低血圧ね。酒を飲むと血管が拡張されて低血圧が起きやすい。時々なる。うっかりすると転んで頭を打ったりしてヤバイので、壁に手をついてやり過ごす。

医者に指摘されてから、朝に一錠、降圧剤を飲んでいる。食道癌になって手術を受けるずっと前からだ。もう10年以上になる。150/90 などいう数字が出ていたし、親父も高血圧で最期は腎臓を悪くしているので、遺伝的なものと酒飲み(飲酒時にには一時的に血圧は下がるが、塩分の多いツマミや、アルコールの代謝にために大量の水分が必要になり、血管内の水分量が増えて、長期的には高血圧を招きやすい)という習慣までおんなじなので、血圧はコントロールしたほうが良かろうと思って降圧剤は飲み続けている。副作用がこの「起立性低血圧」だ。数年前に一度派手に倒れて、家人に救急車を呼ばれそうになったこともあった。

昨夜、目眩がしたときにふと思いついて、久々に血圧を測ってみた。96/70。目眩が治ってからの数字なので、瞬間最低はもっと低かったに違いない。

あっ!

もしやここ1、2ヶ月のダルさは「低血圧」なのではないか?と思い至った。そうすると最近のダルさの説明がつくのだ。52歳のオッサンだけど。

ここ最近血圧を測るのをサボっていた。

今朝起きて測ってみる。112/72。

これは薬を飲まなくてもう良い数字。あんまり下がるなら服用を一旦中止しても良いと言われている。ただし毎日血圧はチェックする事、と。

血圧の低下は、体重もBMIにして22.6と理想的に下がった影響もあるのかも知れない。胃の容量が小さくなって、以前よりも頻繁に水分を摂らなくなったからかも知れない。全て推測なので知らんけど。

ともあれ低血圧状態になったという事実だけは確かなので、いったん降圧剤を中断して体調を見ようと思う。

医者の言うことは大事だけれども、結局自分の身体は自分の責任で管理するしか無いのだ。

 

*文中にもあるように、降圧剤の服用中止は、事前に医師に相談しています。自己判断で服用している薬を中断することは、健康上重篤な結果を招く恐れがありますので、医師に相談されることを強くお勧めします。

 

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カルボナーラ的なパスタ。

生クリームとベーコンの脂とオリーヴオイルの油の三重奏に卵にチーズという濃厚なパスタは、腹ペコヤングには良いかもだけど、初老のオッさんとオバさんにはヘヴィだった。二口くらいでよかった。