誰も居ないところで肉を焼いて食う

休日。

車で30分も走れば、広い河口の岸に出る。平日の昼間なので誰も居ない。

近くに広くて誰も居ないところがあるってのは、アメリカの良いところだ。私も家人も人が好きでは無いし、新型コロナが未だに猛威をふるっている当地では、極力他人と接触したくない。

誰も居ない水辺で、肉と野菜を焼いてムシャムシャ食べた。ムシャムシャと言ってもわたくしは食道も胃も切っているので、沢山は食べられない。控えめな一人前くらいは美味い美味いと食べた。普段はアメリカの肉は不味いからと言って食べない家人も、奮発して買ってきたフィレミニョン(とアメリカでは売られているけれど、まー普通のテンダーロイン)は食べた。奮発と言っても1カット＄10くらいだ。ステーハウスに行けば5、6倍の値段になるかも知れない。アメリカでステーキ屋に行った事がないから知らんけど。やはり炭でミディアムレアに焼いた肉は美味い。塩と胡椒だけで何も要らない。

休日出勤続きで少し疲れていて億劫だったけど、出かけて良かった。今日はよく眠れそうだ。いい休日だった。

良いのだこういう日々で。

あと◯◯年働いて、上手いことリタイア出来たらあれをやろうこれをしようと、いつも思うし、出来る限りの備えはしているつもりだけれど、人生は何が起こるか分からない。今日出来ることを楽しむ。それに尽きる。