断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ピザ窯が欲しいな

医者から来たメールの手術前の指示書をよく読むと、手術の前々日から水分しか取ってはいけない、下剤を買ってきて飲めよ、と書いてあり、何っ?指折り数えたら今夜を含めて食道と胃のそれぞれ一部の切除手術まで、あと21回の晩飯を食える計算となった。21回か。

午後に長い散歩をしながら、何を食べたいのか、家人と少し話した。

ちょっと美味いハンバーガーでビールを飲みたい。家人はそういう「邪悪な」のものは食べないと言うので、家人ようには何か別の食事を誂えて、Uber Eatsでハンバーガーの出前をとることになるだろう。

あとはポーターハウスかTボーンのステーキ。これも家人は食べない側の生き物なので、スーパーで買ってきて焼く。わさび醤油でムシャムシャと食べたい。

それから寿司と刺身。これはまた近所の日本食レストランに持ち帰りオーダーすれば良いだろう。酢飯はウチで作ったほうが断然美味いので、刺身だけを注文する。カツオが食べたいけれど、ちょっと手に入らないだろう。

…あとはあまり思い浮かばなかった。中華デリバリーのオレンジチキンも好物だけれど、週末の宿直の夕食に、いちどはオーダーするかも知れない。

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きょうは昼にバナナブレッドとチーズケーキを焼いた。最近は家人が手伝いたがるので、工程が複雑になる。手元が覚束ない人に教えながら作業をするのは、すべて独りで作業をするよりも難しい。粉をふるいにかけるとか「さっくり」混ぜるとか、口で説明するのは限界があるので、やってみせるしかない。いちどで覚えればいいけれどそうもいかないから、何度も教える。こんな面倒なこと、自分はどうやって身につけたんだろう?と思ったけれど、殆ど独学だ。ベーカリーに働いていたことはあるけれど、そこで教わった作業ではない。そこではバナナブレッドは作ったことはない。チーズケーキは山ほど焼いたけれど、レシピも仕込み量も手順も全然違う。

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それから夜はピザを焼いた。高温でバリっと焼きたいのだけれど、家のガスオーブンでは550°F≒288°Cが限界。ピザ窯が欲しいなと思った。けどピザなんて、年に何回焼くだろう?