テクノロジーに付いていかない
そういえば iPod の頃からずっと入れてたミュージックがiPhone 入ってるなと思い出した。
車のステレオに繋げて聴こうと思って、3.5mm male to maleケーブルを挿そうと思ったら、iPhone 側にlightning cable しか挿し口が無かった。
あれか。
お前めんどくさい奴だな?
さてはBluetooth というやつが要るのか、ワイヤレスでカーステレオに繋ぐのに。
世のテクノロジーは日々進化しており、お陰さまで驚くほど便利な世の中だけれど、時々ついていけていない。
いやべつに全てのテクノロジーに追いついていく必要もないと思うのだけど、有って当たり前だと思っていたケーブルの挿し口が無いわけだし、その代替が使えないといった不便は困る。
今や町中探しても公衆電話が無いのに、携帯電話持ってませんみたいな不便だ。
お守りのように常にポケットに切らさなかった小銭の立場がわかるか?ってなもんだ。
違うか。
ビデオの予約録画が出来ないとか、携帯電話でメールが打てない親を、ちょっと小馬鹿にしていたことを思い出して、正直スマンかったと思った。
や。私には身近に子供が居ないので、小馬鹿にされなくて良かったな、とも思った。
しかし小馬鹿にされるくらいならまだしも、職場でパソコンもメールの送受信も出来ない昭和30年くらい生まれのヲッさんもといベテランさんとなると、実害があるから少し困ったちゃんである。
出来ないなら学習すればいいのだけれど、こういうヲッさんもといベテランさんは、往々にして新しい事を学習する気が全くない。
メール?回章とか電話で用が済むじゃないか、という言い分(大意)である。
いやその回章がメールで送られてくるわけですが。
テクノロジーについて行くつもりがない。
そういうヲッさんもといベテランさんには、周りがなんとか気を使ってことを済ませてしまうので、本人はさして不便でもないから学習しないままだ。
先日、病院に行ったとき。
初診の登録をするのに、書類に色々と記入するのだけれど、これは今どきオンラインで事前に出来る仕組みだし、アポの管理も出来る。
診断後のサマリー(医者との面談や治療投薬の記録)や検査結果も、メールで送られてくるし、webサイトで見られるので、メールアドレスの登録やwebサイトでのアカウントの登録が要る。
待合室で座っていると、高齢の患者の多くは、聞かれるとメールアドレスは無い、と言っているようで、パソコンもスマホも使わないのだろう。
テクノロジーに付いていかないと手間も時間も省けない。不便を被る。
けれども。
何処かのポイントで、あーもーいいですテクノロジーについていかなくても。
という感覚になる気が分かった。
というのが最初に書いたiPhone ケーブル事件である。
いいよもうそんなBluetoothのトランスミッターまで買ってカーステレオでミュージックを聞かなくても。と思った。
と。ここまで書いて、もしやと思って調べたら、iPhoneと車のAuxを繋ぐのに、Bluetooth なんてものは必要無くて、3.5mm to lightning というケーブルまたはアダプター買ってを使えば良いだけだった。
そりゃそうだ。
ebayで$4.60くらいでポチった。
なんなんだ。
冷静になってから少し考える。
iPhoneから車のオーディオは、たぶんBluetooth で接続したほうが、音楽を聞くのに便利な機能もあれば、電話も出来るのだろうけれど、要らないそんなに便利じゃなくても良い。
と思った。
職場のヲッさんもといベテランさんの気分である。知らんけど。