断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

アメリカ大統領選2020

投票が締め切られる昨夜からずっと報道を見ていたけれど、どうやらバイデンの当選が決まりそう。接戦にならずに圧勝すると思っていたのだけれど、意外と接戦になって目が離せなかった。簡単に言うと、開票が進むにつれて、郵便による事前投票(一説には郵便による事前投票は民主党=バイデン支持者の票が、3.5:1の割合でトランプより多いという)が開き始めて、トランプ優勢に見えた州でもバイデンが巻き返したという構図だ。この勢いで行くと、劣勢が伝えられておるペンシルベニア州(選挙人20名)も取って、文句なしの当選を決めるかもしれない。

トランプ陣営は、早速この郵便投票の開票について不正の疑いがあると異議を唱えだして訴訟すると言い出している。

いづれ全ての開票の数字が出るだろうけれど、なんだろうアメリカって、どちらかが潔く負けを認めないと勝者が決まらない感じがする。のでトランプ側が訴訟するとなると、勝者確定はちょっと長引く可能性はある。

それでも新型コロナの感染者は増え続け、株価は爆上がりしているのだけれど。

トランプ政権とその選挙キャンペーンで、アメリカの「分断」が進んだという報道も見るけれど、そうではない。多民族で格差社会のアメリカでは、分断はずっと昔からあった。それが可視化されただけだ。

しかしこの大統領選の「選挙人制度」electoral college という仕組みには問題がある。アメリカ建国時代の名残りで、およそ民意を反映する仕組みではない。多数を獲得しても当選しないことがあり得るのだ。

ともあれ結果は出た。今夜は少しゆっくり眠れそうだ。

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