断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

Election Day

さてきょうは大統領選の投票日。多くは投票所にもなっている公立の学校は休校。まぁそうだろうな。

すでに報道されているように、今年は新型コロナの影響で、多くの州では郵送やドライブスルーによる期日前投票が推奨されている。私の住む州でも、普段の選挙なら不在者投票はわりと厳しくて、入院するとか戦地に赴くとか、相当の理由と証明を揃えて申請しないと認められていない。けれど今年はオンラインで申請するとあっさりと郵送での投票用紙が届いた。11月の朝の寒くて暗い中、密になって投票所に並ばなくてよいのは有り難い。そのあと仕事に行くとなると、投票所の開く朝6時に並んでいなければ間に合わないかも知れないのだ。

また、新型コロナの影響のみならず、何かと話題を振りまく現職大統領は、支持不支持が激しく、今年は特に感心と注目度が高く、すでに九千万人以上が事前投票を済ませてという。アメリカの場合成人になれば自動的に選挙権があるわけではなく、成人になって一度有権者登録をしないと有権者とはカウントされない。この登録者数がおよそ一億六千万人ほど。すでにこの半数以上が事前投票投票を済ませていることになる。もともと大統領選は、4年に一度のお祭り騒ぎみたいなものだけれど、今年の盛り上がりと緊張感はすごい。4年前のヒラリーとトランプの選挙選の時にも同じ町に住んでいたけれど、道端の看板の数だけでも全く違う。一部の都市部では暴動も警戒して商店街では窓に板を打ち付けたりして、暴動に乗じた打ち壊しや略奪に備えている。アメリカというのは基本的に民衆が野蛮な国なのだ。

f:id:dv6:20201104081016j:image

私はこれから仕事だけれど、今日は真っ直ぐに帰宅して、テレビを眺めるしかない。本音を言うと外にも出たくない。アジア人は何かと目立つのだ。白人と黒人の多いこの界隈では。カリフォルニアとはわけが違う。

個人的な予想としては、意外に「接戦」とはならずに、あっさりと「新」大統領選が選出されるのではないかと思っている。つまりトランプ敗北。問題はその敗れた方がその結果を素直に受け入れるかどうかで、やれフェイクだ不正だと裁判に持ち込んで、混乱を招くことかもしれない。そしてその支持者のデモ活動もあるかも知れない。ただし同時に行われる国会議員の一部改選で、これは上院も下院も民主党が多数を獲得して「ねじれ」が解消されていづれ安定することが予想されているので、それほど政治的な混乱はないだろうと思っている。むしろさまざまな法案が通りやすくなり、喫緊の課題であるコロナ対策や経済対策が進むのではないかと期待している。

さて、どうなることやら。あとでまた書き足すかもしれない。

(11月3日 7:30 東海岸標準時)

f:id:dv6:20201103211257j:image