断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

大腸+胃内視鏡検診@アメリカ

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(写真と本文は一切関係ありません。)

英語でColonoscopy。大腸内視鏡検ですね。50歳過ぎると、検査を勧められます。加入している保険にもよるんでしょうけど、保険がカバーして、Copayの$35くらいで済むはずです。医者の事務方が間違わなければ。気の利く医者であれば、ついでに、ってことで胃カメラも同時にオーダーしてくれます。Endoscopyというようです。日本人には胃がんが多いし、大腸がん内視鏡検査は麻酔で寝てるあいだに済むから、ついでにやっちゃえば?と、胃の内視鏡検査も同時にやってもらうようにオーダーを出してくれました。

さてその前に、別日程でいちど検査する医者との面談に行きました。検査当日までの注意書きを渡されます。1週間前からナッツ類は控えるように、とか、数日前から生野菜は止せとか。前日は絶食の指示があり、別途薬局で買わされる(これも保険のカバーがあり、実質無料)下剤ですね、これを指示通りに飲めと書いてあります。

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下剤ですよ。まー内視鏡検査だからそうでしょうね、胃も腸も空にしておくべきでしょうね。これまた強烈な下剤で、半日かけて胃も腸もカラッポになります。最後は薄い胆汁色をした水しか出てきません。「宿便」とかなんとか怪しげな広告を時々見かけますが、この下剤飲んだらたぶん一発ですよ。

当日は麻酔の影響を考えてのことでしょうか、車を運転するどころか、1人ではタクシーでもダメだと事前に念を押されます。大人の付き添いが必ず確認されます。

受付を済ませて呼ばれ、後ろが空いた術着のようなものに着替えさせられて、たぶん生理食塩水みたいなのを点滴され(あとでそこから麻酔というか睡眠導入剤みたいなのがを注入したんでしょう)、名前や生年月日で本人確認をされ、口に、閉じてしまわないように胃カメラのためのプラスチックの輪のようなものをはめられ、鼻に吸入管のようなものを取り付けられてからは記憶がありません。気がつくと全てが終わった、と起こされてました。

その場で医師が写真と共に説明をしてくれました。曰く、大腸に6ミリほどの大きさのポリープがひとつ。既に切り取ったとのことで、写真を見せられます。そして胃の方ですが、食道の胃との繋ぎ目付近、に2センチほどの大きさの腫瘍が見つかったと、これも写真を見せられて説明されました。あーこれは…食道がんだろうな、という印象でした。biopsy生検に出してから電話するから、今日は帰ってリラックスしろと言われ、Uberを呼んで帰宅。冷たい雨が降っていて、なんとも嫌な予感しかしない検査は終了したのでした。

内視鏡検査を受けたのが月曜日、食道がん、治療、5年生存率…など、あまり嬉しくない情報をネットで拾いながら待つこと4日、金曜の午後に医師から生検の結果は食道がんだった、と電話がありました。いきなり告知かい!まーアメリカはそうなのかも知れませんね。知らんけど。Oncologist 腫瘍学者、というか癌の専門医でしょうかね、に連絡しておいた。電話が来るはずだからアポとって診てもらうように、take careとか言って、内視鏡検査をした医師は電話を切ったのでした。

土日を挟んで月曜の朝、その癌専門医のオフィスから早速電話があり、翌週の月曜日にアポが取れました。内視鏡検査から2週間。素早い対応じゃないかなという気がします。専門医の説明は、わたくしや家人が、事前にネットで取集した日米の食道がんに関する知識とほぼ違わないもので、癌の浸潤度合いと転移の有無で治療方針を決めるために、PET/CT Scan 検査をする。と言うのでした。

PET/CT Scan についてはこちら ↓

www.hosp.ncgm.go.jp

これも想定内、というか、家人が調べておいてくれてました。放射性のブドウ糖を飲むか注射するかして、癌細胞を造影するということなんでしょう。

この検査が次の月曜日と決まり、検査結果とともに医者との面談と今後の治療の予定を決めることになります。

さてどうなることら。

とりあえず大好きなお酒は暫く止めるしか無いですね。

元日に飲み納めをしました。

快癒することを願って。