断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

アメリカで痛風 薬と治療法の覚え書き

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痛風をやらかして(顕著な発作は3年ぶり2回目)から、やーこれは生活習慣病という病気で、しーかも腎臓に関係するとなると、腎臓は基本的に回復しない臓器であるからにして、ここはPoint of No Return、真剣に健康管理しないとマズイことになるんではないかと、さすがのヲッサンも自覚をばしてですね、食事の見直しとか酒を減らすとか体重管理とか普段よりもまじめに泳ぎに行くとかしております。

夏も終わりだけど、この夏は右足首の痛風発作があちこち移動して、2か月半くらいずっと痛かったですよ。眠れないほど痛いというわけではないんだけど、腫れて歩くのに痛い、この夏はずっとそうだったなぁ。

まぁそんなわけで、ついに3年ぶりに内科医にも行って、血液検査もしましたよ。

尿酸値7.4。

数字を晒すのは少し抵抗があるけれど、何かの検索でここにたどり着いてしまった別のヲッサンの、何かの参考になるかもしれないしね。(ご意見ご質問があればどうぞ。)

アメリカの基準では、尿酸値はセーフです、8.0以下だと。けど、痛風発作の既往症がある場合は、6.0以下に下げることが推奨されているので、こんど医者に行ったら、何か飲まされ始めるかもしれません。処方されるとすれば、医者が言ってたアロプリノール(日本では「ザイロリック」)という尿酸の生成を抑える薬でしょうね。

 

さてこの尿酸値7.4も、発作が出てから2か月後、酒食事もずいぶんと注意して、水分を毎日大量に取り、4キロぐらい体重を減らしてからの数字なので、夏前に発作が起きた時よりも、幾らかは下がってる数字ではないかとは思います。特に酒は毎日比較的たくさん(ビールのあと赤ワインボトル半分とか3分の2とか、ジンとかウイスキーも時々)飲んでた(あと休日の昼も時々飲んでた)ものを、もう2か月くらい、夜だけワイングラス1杯(150ml)に抑えての数字ですからね。純アルコール量にして20gは超えてない飲酒量です。厚生労働省も文句を言わない程度の「適量」。

尿酸値にかんしては、痛風持ちの数字としては、まだ危ない水準で、この先もう少し減量できてからの数字に注目したいところです。BMIと尿酸値に関しては、強い正の相関があるようですしね。

 

さて、この内科医に診てもらう前に、以前に足の指を骨折したときに診てもらった整形外科に行ったときの話。この医者は、血液検査もせず、チラッと一瞥して、痛み止めのジクロフェナック(ボルタレン)75mg と、尿酸を抑制する薬アロプリノールを300mg処方して、ほれ、これ飲めちゅうんですね。うーむ。私も阿呆ではないので、調べましたとも。

まージクロフェナックはいいですわ、痛み止めだし、強烈なやつだし、実際発作が酷いときは助かりました。効くね、あれは、けど75mgは多いんで、ピルカッターで半分にして飲みましたよ。大柄なこのヲッサンでも、それで十分効きました。あれは効く。

問題はアロプリノールですわな。まだ発作が収まりきってない患者に、300mgもの量を毎日1錠飲めちゅうのは、少し無茶ちゃいますかいの?と、痛風やらかしてネットでいろいろと情報収集したヲッサンならば思うわけですよ。あーこれは(痛風診てもらうには)アカン医者やと判断したわけです。儲からんのでしょうかね。問診だけじゃ整形外科医は。たぶんそうだ。

で、痛みは治らないし、重い腰を上げて内科医です。久しぶりだから血液と尿と全部検査しましょう。それと、痛風発作の痛みにはインドメタシン50mgを処方しときますんで、痛いときに飲んでください。それと、アロプリノールは飲まないように(やっぱりね)。血液検査を見てから、痛風発作が収まってから考えましょう、と。で、発作が長引いているようなので、コルヒチンカバーをしましょう、と。これは発作があろうとなかろうと、新たな発作を防ぐために、1か月くらい予防的にコルヒチンを飲み続けるという治療法のようですね。

インドメタシンも発作が痛いときにはよく効きましたね。ジクロフェナック(ボルタレン)よりも効き目が長いような気がします。けど胃部不快感が少し出る印象。けどもわたくしヲッサンは、何故か胃腸が丈夫な質なので、大したこと無かったです。それとインドメタシンは眠くなるような印象。夜飲むとよく眠れるので逆にありがたかったくらい。

コルヒチンカバーは、最初の2週間は、コルヒチン0.6mgを1日2回、朝晩に飲み、その後2週間は1日1錠を飲むとの指示がありました。いまちょうど2週間経って、1日1錠に切り替えたところだけど、幸いなことに新たな発作は起きず、3か月近く腫れていた右足首の腫れも、ずいぶん引いた感じです。内科医は、2週間たっても発作が出るようであれば、プレドニンというステロイドですかね、これを投入すると言ってましたが、どうやら不要になりそうです。よかったよかった。このプレドニン(20mg)は、さっきの整形外科に診てもらう前の発作、3月ころに、左ひざがぶわーっと腫れた痛風発作が出たんですが、別の内科医が処方してくれたもので、これは効きました。3日間朝昼晩1錠合計3錠飲んで、次の3日間は朝晩、さいごの3日間は朝だけ3錠という飲み方を指定されました。副腎皮質ホルモンのごにょごにょで、急に止めるといろいろマズイんだそうですね。ただこれも効き目が強い分、副作用も強いようで、単発の関節痛や単発の痛風発作には良いんでしょうけど、何度も何週間も続けて使うものではないようです。

以上、中途半端だけど、アメリカで痛風発作が起きた時の、処方の例、覚え書きとして書いておきます。

あ、発作中は、お酒は飲まんほうがいいですね、やっぱり。ぶわーっと腫れますよ。