断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

酢の不味い国は料理も不味いのではないか。

「子供洋食。」

「秘密のケンミンSHOW」という番組でやっていたのをYoutubeで観た。

なんでも群馬県桐生市あたりの郷土料理らしい。郷土料理と言っていいのかどうか知らんけど。

ジャガイモを茹でてくし形(しかしこの「くし形」という表現って、今時のヤングに通じるんだろうか)に切り、油で炒めて、ネギ入れてウスターソースで味付けする。皿に盛って、炒った乾燥エビと青のりを散らして完成。

レシピには郷土料理よろしく、バリエーションがあるようだけれど、ジャガイモをゆでて炒めて、ウスターソースと干しエビというのは共通らしい。

「子供洋食」と言うくらいだから、子供のおやつ的なものらしくもあるけれど、これは酒のアテになるだろうと思い、作ってみた。

 

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はい美味い。

優勝。

ウスターソースをかなり入れたつもりだったけれど、少し薄味な感じがする。けれどもジャガイモ(今回はYukon Goldを使用)の旨味に干しエビの香ばしさが合う。マヨネーズ大先生を少しかけたら、かなりお好み焼きっぽい味に傾くと思う。

 

en.wikipedia.org

家人は丁度いい味付けだと言うけれど、極私的には、薄味で、思ったよりパンチが弱い。

こういうイモ料理がひと味足りない時には、モルトビネガーをかけるに限る。(異論は認めます。)

酸っぱさも旨味も、ぼやーんとしたやる気のカケラも無い酢が、またイモに合う。ザブザブかけてムシャムシャ食う。酒は薄めのジン&トニック。

なかなかイケるということで、ウチではまた作ることにした。当地では塩梅の良い干しエビ(理想はサクラエビ)が入手困難だけれど。

ところで。

つらつら思うに、酢の不味い国は料理も不味いという共通点があるのではないか。ちょっと暴論か。いやしかし考えれば考えるほど合ってる気もする。知らんけど。