断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ラフテーよりの角煮的な豚の煮物

夜は眠くなるまでYoutubeを眺めている。繰り返し観る音楽の動画もあれば、いつも新作を楽しみにしているYoutuberのチャンネルもある。むかしの日本のテレビ番組も、たまに面白いものがある。

お気に入りのYoutuberの動画を見尽くしてしまうと、「おすすめ」動画を適当に観る。

最近「おっ!」と思った動画はこれだ。


【圧力鍋】とろとろ豚の角煮を簡単レシピで作ってみた!【岡奈なな子】

まーなんとも。美人さんがメシを作ってモリモリ食うというのが良い。小洒落た盛り付けや遇らいもしない。食いたいものをどーんと作って、このひとは本当にモリモリ食うのだ。この角煮の動画では、大根が飲み物だとも言ってた。素晴らしい。

というわけで、そういえばと角煮が食べたくなり、作った。

 

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「角煮」というよりは、三枚肉を焼かずに2回茹でこぼし、泡盛とかつおだしで炊いたので、やや「ラフテー」寄りだと思う。黒糖が無いので、きび砂糖を使った。醤油は自家製のだし醤油。昆布を入れ忘れたけどドンマイだ。

沖縄や沖縄出身の人にご馳走になったことのあるラフテーは、どれも甘さが無くて、カツオと醤油味のあっさりとした味付けだった気がする。砂糖が多めでこっくりとしたラフテーも存在するのかも知れないけれど、ラフテーと出てきて食べたことはない。それからトンポーロウという中国のこれはどうやら蒸す工程がある角煮っぽい一品があるのだけれど、蒸すのは旨味が抜けないような気がして最強だと思う。話が長くなるのでまたの機会にでも書くかもしれない。

とまれ、美味しくないアメリカの豚肉も、まーなんとか食べるに堪えうる出来になった。

個人的な覚え書きとしては、加圧しすぎると肉がボロボロになってしまうので、15分くらいに抑えてあとは少し煮詰めるほうがよい。煮卵は一緒に煮ると固くなってしまうので、別にジップロックに入れて煮汁を染み込ませておきたい。大根はもしかして下茹でしたほうがいいのかも知れない。あと豚は、いちど茹でたのを一晩置いておいて、浮いたラードを取っておいたら、あとでチャーハンとかトンカツの揚げ焼きに使えたのになぁ、と反省は尽きない。知らんけど。

家人は「アメリカの肉は不味い」と言って口にしないので、これは私がぜんぶ食べる。弁当のおかずに良いではないか。