断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

Super Tuesday

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訳すと「ごっつい水曜日。」

全米14の州で、きょう大統領候補者予備選の投票がある。

今日の結果いかんでは、今後の大統領選の方向性が見えてくるので、スーパー・チューズデーというわけだ。

なぜ投票日が火曜日なのかというと、クリスチャンは日曜日が安息日だし、月曜日は遠い投票所まで馬車かなんかで移動するための日ということで火曜日になった名残り、らしい。

平日に投票なんて仕事で行けない。ということはなく、州によって微妙に違うにせよ、投票は朝6時や7時から出来て、夜は7時か8時まで可能。

投票のための仕事の遅出や早退も、合理的な時間であれば、権利として認められている。はず。

Republicans(共和党)は、少数の泡沫候補は立候補をしているものの、私の住む州では予備選さえ行われれず、現職のTrumpで決まりムードである。

他方、Democrats(民主党)は、多数の候補者が乱立していた(写真参照)ものの、このSuper Tuesdayを目前にして、相当数が撤退を表明していて、事実上は、Sanders(78歳), Warren(70歳), Biden(77歳), そしてBloomburg(78歳)の4人に絞られた。

これまで三番目に多い代議員を獲得して注目を集めてきた新星、Buttigieg(38歳)が昨日撤退し、Bidenを支持すると表明したものだから、これまで代議員数獲得で暫定1位だったSandersをひっくり返してBidenが1位になるという流れか。

いや代議士人数が多いカリフォルニアとテキサスではSundersが優勢だから優位を保つのか。

ちょっと盛り上がってきた。

けれど撤退を表明したDemocratsの候補者たちは、もはや誰が民主党代表になってもトランプには勝ち目が薄いと読んで、次の2024年の選挙を見据えた行動をしているようにも見える。

撤退せずに戦い続けている4人の候補者は、Warren がいちばん若くて70歳と誰もが高齢で後が無く、次より今しかないという感じ。

ううむ。

アメリカの大統領というのは、ケネディ(大統領就任時43歳)やカーター(52歳)やクリントン(46歳)G.W.ブッシュ(54歳)やオバマ(47歳)みたいに、若くて(せめて50台前半)快活で勢いがあって、やったるで!

というイメージが無いといけない。(個人の感想です。)

うーん、これはアメリカがもはや若くて快活で勢いのある国では無いということの証左ではないのだろうか。

 

3月4日(水)追記

明けて翌日、Bloomburgが惨敗を受けて撤退を表明。500億ドルもの宣伝費用を次ぎこんで、昨日勝ったのは米領サモア(代議員数6人)だけでは無理筋だろう。BloombergはBiden支持を表明。

もう一人、地元Massachusettsで3位に沈んだWarrenも、キャンペーンの見直しを迫られており、撤退表明は時間の問題かもしれない。

といいうわけで、やはり雌雄を決したSuper Tuesday,ごっつい火曜日。

Democrats(民主党)の大統領候補者はBidenとSandersの2人に絞られた。