断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ネウ

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40年ぶりくらいにこの呼び名を聞いた。というか見た。

あいや写真はネウじゃなくて、鯨の握りですけども。(これはこれで珍しい。)

「ネウ」とは「アイナメ」という魚の宮城県の(一部の地域での)方言、呼び名です。思い出した。

自分もさっきWikipediade見るまで忘れてた。ふつうに「アイナメ」としか覚えていなかった。けどもWikipediaで「アイナメ」を調べったら「ネウ」(宮城県)と記述があって、とつぜん思い出した。去年死んだ親父が、むかしそう呼んでいたことも。

なぜ「アイナメ」をwikipediaで調べたのか。それは「ホッケ」を調べたら「アイナメ科」と書いてあったからですよ。

なぜ「ホッケ」を調べたのか。北海道では生のホッケ(の握り)が食えるゾ、と弟がメールで書いてきたからである。なに?あの(開きでしか見たことの無いホッケ、しかも近年は取れなくなってきていて高級魚化しつあるあの)ホッケを生で?北海道で食えると?

なぜ北海道なのか。親父の一周忌に墓参りに帰国、帰郷して、季節もよさそうだから、昔から行きたかった北海道に上陸して、札幌や小樽で酒や海産物を食らって来るわ、とメールを書いたら、北海道に旅行に行ったことがある弟が生のホッケを食って来いと書いてきたというしだなのですよ。

死んだ親父が一周回って、背後からとび蹴りを食らわせてきたわけである。ネウ。

やるな。

親父と兄弟で釣りに連れて行ってもらってたのは、小学校を出るまで。中学になると部活動で休みの日も大概練習していたからだ。40年ちかいむかしだ。ねう。

帰ったら、ネウの煮付けでも食いたいな、と母親に振ってみるか。いや自分で作ってもいいんだけど。しかしその辺の魚屋で、ネウは売ってない気がする、地元ではああいう魚は、自分で釣って来るか貰って食うものだからだ。

ねう。