DNAテストを受けてみる (23andMe)
前から気になっていたDNAテストなるものを受けてみたわけですよ。
23andme というサイトでオーダーすると、こんな小箱が送られてきました。
中身はこんな感じ。このプラスチックの容器に自分の唾液を入れて送り返せと書いてあります。送料は込み。
4週間ほどでメールが来て、事前に作っておいた自分のアカウントで結果を見られると書いてありますよ。
(スクリーンショットなので、見づらいですねぇ。)
先ずは「ネアンデルタール人度」。
ネアンデルタール人 (ネアンデルタール人 - Wikipedia)
長い話を短くすると、絶滅してしまった旧人類の系統であるようです。現在の人類の祖先であるところのホモ・サピエンスとは混血できないほどの別種であった、という学説もあったようですが、現代のDNA鑑定の技術で、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は混血可能で、現代人は数%程度のネアンデルタール人の遺伝子を継承しているとのことです。
ネアンデルタール人の身体的特徴として、太くて濃い眉、長くて扁平な頭蓋骨、高い鼻、(寒冷な気候に対応するために)発達した鼻腔、などの特徴があげられるそうです。ずんぐり、って感じでしょうか。
他方ホモ・サピエンスは、狭い肩幅に比較的高い身長、とあります。スラッとしている感じでしょうかね。
で、わたくしの「ネアンデルタール人度」は、2.9%。このDNAテストに登録した人の平均値である2.7%を僅かに上回っているとのことです。
うーん、この0.2%が、ばらつきの範囲なのか、統計的に有為な数字なのかは分かりません。ともあれ、人並みにネアンデルタール人の血を引いているのは確かなようです。
次いで、母方の系統。
地図上の色の濃さで、どのように祖先が移動していき、留まっているかと示しているようです。私の母方は、日本人に代表的な型のようで、シベリアからアラスカを経由して南米の果てまで辿り着いた人種に共通するタイプのようで、アメリカ先住民族も大きくこのグループに入るようです。
さて、父方。
このDNAテストを受けてみようという気になったのは、私の父の父、つまり父方の祖父のことが、サッパリ分からないからなんですね。ま大人にはオトナの事情とか都合ってものがあるんでしょう。今更老いた父親に根掘り葉掘り聞いても仕方ない気もするし。
しかしまぁ、人間、血、とか遺伝という持って生まれたものがあるわけで、どんな人間だったのかは、少しは気になっておりました。
と、(上写真参照)出ましたよ。
「シベリア、中央アジア、アメリカ先住民族」に多く見られるそうで、アフリカから北のルートで広がっていったモンゴロイドで、ツングース族、モンゴル族、スー族(アメリカ先住民族)に特徴的に見られる型だそうです。
スー族!
ツングース族!
モンゴル族!
・・・だそうですよ、父ちゃん!
で、この23andMeによれば、Genghis Khan (チンギス・カン)が、あなたの父方の遠い祖先と関係があります。と来たもんだよ、父ちゃん!
(父方の遠縁の) ご先祖様
ジンギスカン(1979) 歌詞付き www.youtube.com
いやーしかし、ジンギスカンといえばコレですよねぇ。
うっ! はっ! ってやつですよ。
忘れもしない高校の春合宿で、皆んな輪になって踊りましたよジンギスカン!っつって。
父方の由来(Y染色体)が、そんななのね、と分かったんだか分からなかったんだか。
実はこのDNAテスト、2年位前までは、特定の疾患への罹りやすさだとか、ある種のウイルスへの耐性度なんかの情報も提供していたようです。
しかしながらFDA(連邦食品医薬品局)からのお達しで、禁止と相成ったようです。精度というか、科学的な検証手法とか、いろいろ問題あったんでしょうね。
この情報が無くて100ドルってのは、ネタ代としてはかなりお高いと思いましたね。
最期に。
(遠い父方の)ご先祖様が、モンゴル帝国の初代皇帝、チンギス・カンということで、鎌倉時代における2度にわたっての日本への侵攻(いわゆる「元寇」元寇 - Wikipedia)につきまして、日本の皆様に深い反省と謝罪をさせていただきます。未来永劫謝罪させていただきます。(了)
9月28日 追記。
その後、詳細なancestry reportが出来たというメールが届いた。
すっかり忘れていたけれど、また自分のアカウントを覗いてみた。
はい。
99.3%日本人だそうです。
つまらんのー。