ついでにFlu shotと後ろめたさと
米国は月曜がLabor Day の祝日、今週末は long weekendで、なんだかのんびりとしている。
昨日、夕方に散歩してたら、あちこちの家の庭やテラスでBBQをやっている匂いがした。
夏休みはお終いだよ。仕方ないボチボチと働くか、次のお楽しみは何だ?ハロウィンか?といった風情。
いやハロウィンは子供限定のお楽しみだから、大人はウカかれないか。
コマーシャリズムが過ぎててむしろ少しウザい(個人の意見です。)
とまれ、アメリカだな。
アメリカのLabor Dayは、新年度、新学期なのだ、と言えば感覚が少しわかるだろうか。
斑に模様が残る鹿が2頭、綺麗に手入れされた家の庭の花をムシャムシャと食べているのを見かけた。そりゃその辺の雑木林の草っ葉よりも美味いんだろう。
写真は撮りそびれた。
この家のお嬢さんが誕生日らしく、Happy Birthday という飾りつけがあった。
さて、金曜日に無事、新型コロナワクチンの3回目(ブースター)の接種を終えた。
注射された箇所が少し、昨日まで痛んだくらいで、熱も出ず、副反応らしい副反応は無かった。と思う。
と思うのは、少し怠かったからで、もうこれはワクチンの副反応なのか、いつもの抗癌剤の副作用なのか分からないからだ。先週は抗癌剤が休薬の週なので、元気が出るステロイド、デクサメタゾンを飲んでいないということもあるのかも知れない。
さて、Flu shot。
いわゆる、インフルエンザワクチンである。
これを、「ついでに打っとく?」と、言われたので、あーじゃーまーついでだから、と打ってもらったのだ。保険がカバーして、その場の支払いはゼロ。
左腕に新型コロナワクチン、右腕にインフルエンザワクチン、片手にピストル、ココロに花束、唇に火の酒、背中に人生を。アア アア アア アアア(@阿久悠「沢田研二・サムライ」)だ。知らんけど。
ともあれ、合理的でよい。
抗癌剤で免疫系が弱くなる癌患者としては、有難いことだ。
なんだかんだ言っても、アメリカは凄ぇ国だなと思う。(2度目)。
他方、新興国や発展途上国などの世界の多くの国々では、新型コロナのワクチンの確保がままならず、接種も進んでおらず、WHOは先進国の3回目ブースター接種を批判しているらしい。
そうか。
けれども、アメリカをはじめとするワクチン製造国は、これらの国々にワクチンを全く供給していないわけでは無かろうし、リソースに限りがあるのであれば、自国民を優先するのは当然の事のようにも思うし、私が3回目のブースター接種をしなかったところで、新興国や発展途上国に、ワクチンが十分に行き渡るとも思えないけれども、やっぱり少し後ろめたい気はする。
と、両腕の注射あとの絆創膏をペりぺりと剥がしながら、「最適解」は何だろうか?ボンヤリ考えている。